二章 波乱の学校 4
今日から3日間だけ毎日投稿。
先に動いたのはのじゃロリだった。
のじゃロリは聞いたことないような言語で唱えると怪物の一匹へと走り出した。
怪物と接触するといった時にのじゃロリの体の回りにこれまた見たことがないような文字が表れて蠢き始めた。
そのままのじゃロリは一匹を回転しながら殴ると二匹目の顔を蹴っ飛ばした。
すると二体は弾け飛ぶように消えていった。
残っていた怪物たちもじっとしていた訳でもない。
残っていた四匹怪物たちは僕の方へ向かってきたのだ。
またもやのじゃロリは何かを唱え始めた。
すると今度はのじゃロリの横に鏡が表れた。
のじゃロリがその鏡に手を突っ込み引き抜くと手に剣を握っていた。
その剣で怪物の一匹を切りつけると怪物の狙いは僕からのじゃロリへと変わった。
「お前さんはさっさと逃げるのじゃ。」
僕はそう言われ全力で走った。
家までとにかく何がなんでも走った。
結局無事に家へ着きそれからのじゃロリが帰宅してきたのは深夜だった。
「のじゃロリ!心配したんだぞ!」
帰ってきたのじゃロリは心ここに在らずといった感じでずっと考え事をしているような顔つきだった。
「のじゃロリ?どうしたんだ?」
「ん?なんじゃ?」
「どうしたんだ?てか怪我はないか?」
「儂は大丈夫じゃ。お前さんこそ怪我はないのか?」
「ああ逃げてこれた。」
のじゃロリは本当に安堵したようにため息を吐いた。
「すまぬの。儂のせいで。」
「別にいいって。元気出せよ!」
そういうような話をして昨日と同じようなことをして今日は寝た。
起きたらのじゃロリはどこにも居なかった。