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2章 波乱な大会 1
「私は誰にでも怨まれるも思うかな~。」
彼女はそう言った。
「私には味方なんていないからこの町のどこの誰がやっても不思議じゃないかな~。」
彼女は殺人の罪を着せられというのに呑気だ。
「一つ不思議なのは私を恨んでるのか俊太君を恨んでるのかだね~。」
そう言われたら笑うしかない...。
事件をとても簡単に説明するとこうだ。
人が死んでた。凶器が落ちてた。それが彼女の持ち物だった。以上。
「僕のことは疑ってます?」
「いいや。どうしても優勝したいみたいだからね。こんな潰すようなことしないさ~。」