表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
30/33

一章 そう、ここは巫女の地 1

「美しき自然。

 空気は美味しい。

 雲は白く空は青い。

 川の流れる音。森がざわめく音。

 自然とは全てを癒してくれるものなので~す。」


 最初、彼女と会ったときこいつマジかと思った。

 どうやらマジなご様子なこいつは両親に巫女の地へ行くのならば知り合いがいるから協力してもらえと言われて出会った。

 ほんとにこいつですか?と思ったが腕利きの狩人らしい。

 一応言うが女だ。

 見た目のエルフ感が凄まじいんだが……。

 金髪だからだろうか。


 僕は明日から始まる大会で先ほど20分ほど前に始めてあった自然を愛してる(イカれてる)女と協力して見事優勝しなければならなかった。

 その大会はチーム戦なので知り合いを紹介してもらった次第である。

 まあさすがイカれた両親の紹介なだけある。


「俊太さん。宿へ行きましょう。英気を養うのも大切ですよ~。ここは空気が美味しい。すぐに英気など養えるでしょう。」


「は、はあ。同じ部屋なんですね。」


「渡された資金が少ないもので~。」


 あのケチ両親……許さん。


「露天風呂もあることですし~。楽しみです~。食事も天然素材ですし~いやいいところに泊まらせてくれました~。」


「もしもっと都会の宿だったたらどうします?」


「そしたらその宿を壊して街も破壊するんじゃないですか~?」


 え?笑顔でなに言ってるのこの人。


「冗談です。ほら宿に着きましたよ~。」


 冗談ですか?

             

「あの~。すみませ~ん。予約してたものですが?」


 優勝できるか真面目に心配だ…。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ