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五章 姉妹間の大戦争 3
どうしよもない。
三人を助けることができない。
見つからない。
そう悟ったとき自分に絶望した。
そして知り合いであの三人を助けてくれそうは人を探したが僕の命を狙っている両親しか心当たりがなかった。
両親とは全く連絡を取っていない。
理恵と真帆に教えてもらっただけだ。
二人に連絡すると最初は驚いていたが話を聞いてくれた。
危険な賭けだが高確率で助けてくれると思った。
電話で二人を呼び出して同じカフェに集合させた。
自分の命が危険だがどこかへ消えてしまったあいつらのために……。
そしてカフェのドアを開いた。
絶対に三人を助けるために。