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現代における桃太郎の考察 ~モダン太郎~ その4

作者: ナマズ
掲載日:2020/01/07

おじいさんが、まだ、この世にいた時の話です。

私はおじいさんが山へ芝刈りにいったのを見計らい、高校からの知り合いの伊藤さんを部屋に入れました。

今でいう「昼顔」ってやつです。私と伊藤さんは、おじいさんが家に帰るまで、体を交わらせました。

罪悪感はありました。でも、おじいさんにないものを、彼は持っていたんです。そう思っていたかったんです。



伊藤さんとの密会は、水曜日と土曜日の週二回。そしてこの密会は、約2年間続きました。


二年が経って、私は子供を授かったのです。この子がどちらの遺伝子かは、今でも謎のままです。それでいいのです。


その子に名をつけたのは、ほかでもないおじいさんでした。「マモルだ。マモルにしよう。」その声は、普段より芯がある声でした。





そんなマモルも、今は上京し、「劇団・焼酎水割り」の副座長になっています。

そして、伊藤さんは最近「ハイスペックおじいちゃんインフルエンサー」の愛称でテレビに引っ張りだこになりました。

彼の顔をテレビ越しに観るたびに、私は思うのです。「嫁ぐ相手間違えたー。」と。



鬼ヶ島から脅迫状が全世界に届くまで、あと1年。

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