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書店に書籍を並べてもらう方法  作者: 弱小書店員
3/3

予約/取り寄せの話


 さて、書店訪問は発売日以降の動きになりますが、ここで最初に取次が配本を決める話を書きました。そして私は、取次に配本を増やしてくれと働きかけるのは無理、と書きましたが、一つ、取次の配本を増やしてもらう方法があります。


 ずばり、タイトルでネタバレしていますが、予約です。


 予約してもらえれば、確実に書店に入ります。

 が、予約という事は買う人がいる為、店頭には並びません。


 意味ないじゃーん! と思われた方、安心してください、この話はあくまで書店員に働きかける方法です、配本調整の話ではありません。

 そしてもしも万が一にも、色んな店舗で予約して、予約のキャンセルすれば店頭に並ぶんじゃないか? と黒い考えが浮かんだ方、やめましょう。ブラックリスト直行です。


 じゃあ、予約のメリットって何? というと、予約購入は初速に影響が出やすく、またその店舗の売上実績が付きやすいという事です。

 初速の大事さは、何となく想像つくと思うので控えますので、売上実績について。それがついて何か良い事あるの、というと、もし二巻目が出た時に、初速の売上を加味した配本数になりやすいのです。

 取次の配本は売上ランクによって、と書きましたが、売上のランクだけで単純に配本が付けられているだけではなく、実は前巻の売れ数も加味してくれるのです。なので、二巻目が出る時に効果が出ます。

 もちろん、初速以外での売り上げも加味されているとは思うのですが、体感で初速の方が見られてるのかなー、という配本数なんですよね。

 詳しい事は分かりませんが。あと、確実に二巻目から反映されるかも実はちょっと微妙……。


 まぁ、とにかく予約って大事だよ! という事。

 もしも予約がたくさん入れば、それだけその担当者に認知され、「こんなに予約入るなら注文しようかな?」という気にさせる事もできます!



 で、予約のオススメぐらい皆様なされていらっしゃる、とは思いますが、その予約オススメ紹介の時に、書店員的に嬉しいテンプレートを下に書きます。


・書名

・出版社

・発売日

・ISBNコード

※上記四点を発売二週間前までには告知しましょう!


 で、大事なのが“ISBNコード”。

 ほとんどの作家さんが、このコードまでは記されません。まぁ、そうでしょうそうでしょう、だってこんなの、読者の皆様には関係しませんものね。


 でも!

 書店では!

 予約処理する時!

 百パーセント必要なの!!!


 と、声を大にして叫びたい。


 ほんとに……マジで……このコードが無いと……予約処理完了できないの……逆に、このコードさえ分かれば、当店のスタッフ全員速攻予約処理できるぐらいマジで大事なの……。


 編集さんもISBNコードまでは教えてくれないのかとは思いますが、是非、書籍化告知の際にはISBNも併記していただけると、予約を受け付けする書店員、内心のテンションに大いなる差が発生します。



      *



 さて、この話を読んで下さっている方の中に読み専の方がいらっしゃるかも分からないし、ちょっと趣旨からもズレますが、書店での予約方法について簡単に書きたいと思います。


 予約をする場合、当然書店員に声をかけましょう。大体レジにいる店員に予約したい旨伝えればそのまま受付してくれます。

 お店によっては規定の書式があって記入するのか、口頭で説明するのか分かれると思いますが、そんな時に必要なのが、上記の四つの情報……ですが、わからなければ、「書名」と「出版社」だけでオッケーです。

 発売日とISBNコードは、出版社に電話をかけて問い合わせれば分かるので。

 ただ、出版社は大体十六時ぐらいに受付終了するので、それより遅い時間だと発売日やISBNコードの確認が遅れるので、配本確定ギリギリの場合、発売日に間にあわない危険性もあります。ごめんなさい。


 一番簡単な予約方法は、もしも作家さんが上記情報を書いてくれていたら、そのページをスマホで開いて店員に見せればトップスピードで受付終了間違い無しです。だから……ISBNを……。


 もし、配本が足りない場合、書店によってどう対応するかは分かりませんが、追加注文という形になると発売日から十日くらいの遅れが発生します。

 アマ●ンなら即日発送ですぐ来るのに? と思われることでしょう……すみません、出版流通業界は化石化していて未だに古い体質なのです。

 その辺の事はざっくりカットしますが、書店によっては発売日から三日ぐらいで入荷できるところもあるので、気になったら聞いてみるといいと思います。




 そして、「取り寄せの話」ですが、これも書店員に働きかける、という意味ではズレるのですが、予約と似ているのでさっくりと併記しておきます。


 取り寄せは、発売日を過ぎてから店頭に無い本を注文する事ですが、ほとんどの書店で行っています。チェーン店によっては、他店から回してくれる事もありますが、これをやってるのは独自流通ルートを持ってる超絶デカい某書店くらいかな?

 基本的に、取り寄せは出版社への注文となり、入荷までに十日程かかり、また出版社に在庫が無ければ注文はキャンセルになります。ただ、この入荷までの日数は書店によって結構違うので、注文の場合どれくらい日数がかかるのか、書店員に確認してみるといいと思います。

 取り寄せ方法は予約と同じで、「書名」と「出版社」を書店員に伝えれば調べてくれます。最近の書店は店内に置いてある端末から注文もできるところなんかもあって、スゴイ便利になってきましたね。まぁ、当店のような弱小店舗にはありませんけども……。


 で、結構あるあるなのですが、アマ●ンが品切れているからって出版社も品切れている訳では無いですよ、という話。

 いや、そりゃそうだろ? と思われる人もいるかもしれませんが、いやー、結構お客様ではア●ゾンの在庫=出版社の在庫、と思っている方もいらっしゃるので、アマ●ンで品切れているからって諦めないで書店に聞いてみな、という話です。

 まぁ、逆もありますけどね。





 という事で、途中脱線していますが、以上で書店員による書店にどうやって書籍を並べてもらうか、のお話でした。

 ただし! あくまで一書店員の話であって、全ての書店が皆等しく同じという訳ではありません! そこはご了承下さい!






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