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第1話 触れるはずのなかったストーリー
ここは埼玉県のとある田舎町だ
こんな長閑な村にはコンビニもないし車も大して通ってない。しかし、この村には金曜日の夜12時ごろから若者の車がひっきりなしに通る。この村に住む数少ない子供の翔太は毎週不思議がっていた。翔太はよく母にこんなことを聞いていた。
「ねぇ、なんで金曜日だけこの村に人がたくさん来るの?教えてよ母ちゃん…なー」
母はさらりと
「あんたはそんなこと気にしないの、ほらどいたどいた」と流した。翔太はよく行く公園に行った。よく悩み事が出来た時によく行く場所だ。しかしそこはいつもと違う風景だった。煙草をふかした金髪の輩が3人いた。翔太はその場から離れようとしたが金髪の1人が
「おい、坊主ちょいきてー」と偉そうな口調で翔太を呼び止めた。
「何、お兄さん…」不安だった
「この街のさぁ、あの橋あるじゃん山中橋だっけ、あの車が通れる橋、あそこってさ女が包丁持って悲鳴あげてるってホントなの?」
意味が分からなかった
そんな話誰からも聞いたことないしこんな村にそんな噂があったなんてという驚きが大きかった。