04 砂浜にて・・・
今回は短めです
砂浜にて・・・
打ち寄せる波の音を聞きながら時風と大和は砂浜に座っていた
時風
「そうだったんですか・・・大変でしたね、大和さん」
大和
「あぁ・・・でも時風を見つけれてよかった・・・」
時風
「はい・・・また一緒になれましたから・・・」
そう言って、お互いは顔を見合わせてキスをした
時風
「ふふっ、大和さんのキスって甘いです」
大和
「そ、そうかな?(照)」
時風
「はい、甘い御菓子のように甘いです」
そう言って時風は大和に笑みを浮かべた
大和
「な、なんか恥ずかしいな・・・」
大和はこっ恥ずかしそうに頬を掻いた
大和
「そ、そんな事よりさ!」
時風
「はい?」
大和が急に立ち上がって言った
大和
「この場所に来てから思ったんだけど・・・少しおかしくないか?」
時風
「へっ?」
大和
「だってさぁ・・・俺達怪我してただろ?でも俺達はこの通り無傷・・・時風だってあの時に・・・」
時風
「そうでしたねぇ・・・確かあの時には私の船体は真っ二つに・・・」
大和
「でもここにある時風はなんともない・・・と言うか新造したてのように見える・・・」
時風
「そうなんですよ・・・私も生まれた時みたいな感じなんですよ」
大和
「そうなのか?」
時風
「はい・・・なんと言うか、体が軽い感覚なんですよ」
大和
「そうそう、俺もここへ来た時から体が軽い感じなんだよ」
時風
「大和さんもなんですか?」
大和
「あぁ・・・」
そう言って大和は再び座った
大和
「・・・俺達って何処に来ちゃったんだろう」
時風
「天国だったら雲の上ですよね?・・・でも地獄とも思えませんし・・・」
大和
「なんか・・・よく分からない所にきちゃったらしいね」
時風
「そのようですね・・・」
そう言った後しばらく沈黙が続いた、聞えてくるのは波の音と風の音だけになった
時風
「・・・・・・・・・大和さん」
時風が口を開いた
大和
「なんだい時風?」
時風
「ずっとこうしてるのも暇だと思うんです・・・だから、大和が話をしてくれませんか?」
大和
「俺の話?」
時風
「はい、私は外に出て日が少なかったですし・・・これと言った話はありません・・・ですから、大和さんの思い出話をしてくれませんか?」
大和
「お、俺の話か・・・いっぱいあるからなぁ・・・」
そう言って大和は考え始めた、何から話そうかと・・・
大和
「それじゃあ・・・俺と飛龍の事を話すか・・・」
時風
「飛龍さんとの?
大和
「俺と飛龍が初めてあった時に事はまだ話してなかったろ?」
時風
「えぇ、飛龍さんと初めてあった時はどうだったんですか?」
そう言って時風は目を輝かせていた
大和
「飛龍と初めてあったのは小学生の時だったなぁ・・・」
次回へ
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次回より大和の思い出話、『大和と飛龍の出会い』を始めます
ではこの辺で・・・