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転生したら騎士学生のブラだった件  作者: 沼口ちるの


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第九話:騎士団の恋の矢! アイリス、告白される!?

第一節 騎士団の噂と田中の動揺

王立騎士団に所属して間もないアイリス様だが、その優秀さと美しさから、団内でたちまち注目の的となっていた。当然、彼女に好意を寄せる者も現れる。


雑用係として働くタナカ(田中一郎)は、騎士団員の噂話に聞き耳を立てるのが日課だった。


(くそっ!最近、アイリス様にやけに話しかけてくる団員が多いな。特にあの金髪の美形騎士、エドガーめ…!あいつはアイリス様の絶対領域の素晴らしさを全く理解していないだろう!)


タナカの心中は穏やかではない。人型になってアイリス様の近くにいられるのは嬉しいが、騎士団内でのアイリス様のもてっぷりに嫉妬を覚えずにはいられない。


一方、アイリス様は、タナカが近くにいるとブラジャーの調子が良いと感じているため、雑用係としてタナカをこき使うことが多くなっていた。


「タナカ、この書類を整理して。あなた、手先が器用だから」


「は、はい!ご主人様...アイリス様!」


タナカは、ブラジャー本体も人型もフル稼働でアイリス様のサポートに徹していた。


第二節 告白の瞬間とリナの登場

ある日の夕方、騎士団の訓練場の隅。アイリス様は訓練を終え、汗を拭っていた。タナカはアイリス様が休憩しているのを見計らい、雑用を装って近づき、周囲に不審な人物がいないかチェックしていた。


その時、団内で一、二を争う実力を持つ、美形の若手騎士エドガーが、アイリス様に近づいた。


「アイリス。少し、お時間をよろしいでしょうか」エドガーは真剣な表情だ。


(まずい!この展開はマズイ!エドガー、貴様、まさか!)タナカは思わず柱の陰に隠れた。


エドガーは深呼吸し、騎士らしく堂々とアイリス様に告白を始めた。


「アイリス様。あなたの騎士としての才能、美しさ、そしてその絶対的な存在感に、私は深く心を奪われました。もしよろしければ、私と真剣にお付き合いしていただけませんか!」


アイリス様は驚き、顔を赤らめた。


その瞬間、タナカの本体である絶対領域が、アイリス様の胸元で微かに振動した。アイリス様には「高性能装備が魔力を調整している」としか感じられなかったが、その振動は強い動揺を表していた。


(拒否しろ!いますぐ拒否しろ!ご主人様は俺の、俺たちのものだ!)


タナカが思わず柱の陰から飛び出しそうになったその時、訓練場に一人の少女が駆け込んできた。リナだった。


「お姉様!」


第三節 リナの横槍と告白の頓挫

リナは、兄レオンハルトの監視を振り切って、アイリス様を訪ねてきたのだ。リナはすぐに状況を察した。目の前で、見知らぬ美形騎士が、愛する姉に求愛している!


リナはエドガーとアイリス様の間に入り、エドガーを睨みつけた。


「あの!お姉様は、私と秘密の特訓があるから、忙しいんです!」


エドガーは戸惑った。「え、君は…?」


「私は、お姉様の最愛の妹です!お姉様には、まだ騎士学園の受験を控えている私と、やらなければならないことがたくさんあるんです!お姉様の時間を勝手に奪わないでください!」


リナの必死な横槍に、アイリス様は少し冷静さを取り戻した。


「リナ、落ち着きなさい。エドガー、ごめんなさい。今は騎士団の任務と、リナのサポートで手一杯です。お気持ちは嬉しいですが…お付き合いはできません」


エドガーは肩を落とし、すごすごと退散した。


(やった!リナ様、ナイスアシスト!)タナカは柱の陰で静かにガッツポーズをした。


第四節 秘密の確認と嫉妬のブラ

アイリス様はリナを抱きしめた。「もう、リナったら。でもありがとう。助かったわ」


リナはアイリス様に抱きつきながら、そっと俺の方を見た。


「田中さん、大丈夫だった?」


(ええ、リナ様。本当に感謝します。間一髪でしたよ)


その時、アイリス様は自分の胸元を触り、不思議そうに呟いた。


「ねぇ、リナ。さっき、エドガーに告白された時、この絶対領域がすごくドクンドクンと脈打ったの。まるで、私の代わりに怒っているみたいに。やっぱり、この装備はただの道具じゃないのね…」


アイリス様は、ブラジャーが自分を溺愛する男の意識を持っているとは夢にも思わず、その性能に感心していた。


タナカは胸元で(怒ってなんかいませんよ、ご主人様!ただ、猛烈に嫉妬していただけです!)と、心の中で叫んだ。


一方、リナはタナカとアイコンタクトを交わし、「お姉ちゃんのことは、私たちが守る」という秘密の決意を新たにしたのだった。

皆様、お読みいただきありがとうございます! アイリスお姉ちゃんの妹のリナ・ライトです。


今日、お姉ちゃんが騎士団のヘンな男の人に告白されそうになって、私、本当に焦りました! お姉ちゃんは、私の大切な、私のもの…じゃなくて、ライト家の誇りですから!


でも、私、田中さんと秘密の特訓をしているおかげで、勇気を出して間に合うことができました!田中さんの声が聞こえて、「早く行け!」って背中を押してくれたような気がしました。もちろん、お姉ちゃんには内緒ですよ。


お姉ちゃんは、あの時、絶対領域がドキドキしていたのを「怒っているみたい」って言っていましたけど、私には分かります。田中さん、絶対嫉妬していたんだよね?ふふ。


私には、騎士学園の受験という大事な目標があります。お姉ちゃんの邪魔をするような人は、誰であろうと許しません!


田中さんと私の秘密の特訓は、これからも続きます。お姉ちゃんが気づかない間に、私と田中さんが最強のタッグになるんだから!


これからも、私たち姉妹と、私たちだけの秘密の守護者を応援してくださいね!

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