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転生したら騎士学生のブラだった件  作者: 沼口ちるの


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第五十九話:神への挑戦! ナルミVS姉妹、そして知る「絶対」の境界線

魔王軍を壊滅させ、内部数値が5000万に達したアイリス様とリナ様。 二人の自信は、今や成層圏を突き抜けるほどに膨れ上がっていました。


「ねえ、ナルミ。さっきからニヤニヤ見てるけど……」


アイリス様が、白銀の魔力を纏わせたままナルミ様を指差しました。


「今の私たちなら、あなたくらい簡単に超えられるんじゃないかしら? あなたのその余裕、ちょっと鼻に付くのよね」


リナ様も、割れた眼鏡の奥で瞳を怪しく光らせます。


「同感ですわ、お姉様。 神の妹だか何だか知りませんが、数値1億への道、 まずはあなたを倒して『経験値』になってもらいましょうか」


(……お、お二人とも!? 調子に乗りすぎです! 相手は世界のシステムを弄れる神様ですよ!?)


私の制止も届かず、姉妹はナルミ様へ同時に襲いかかりました。


「「はああぁぁぁっ!! 合体奥義・聖光時空砕!!」」


魔王をも一撃で塵にした、最大出力の合体攻撃。 しかし、ナルミ様は避けるどころか、ガムを噛みながら欠伸を一つ。


「あー、元気いいね。でも、一つ教えといてあげる」


ナルミ様が、指先をパチンと鳴らしました。


次の瞬間、アイリス様とリナ様の全身が「文字通り」動かなくなりました。 金縛りではありません。 彼女たちの周囲の「時間」と「物理法則」が、上書きされたのです。


「あんたたちの数値が5000万だろうが1億だろうが、 それはあくまで『この世界の中の数字』なんだよね」


ナルミ様が歩み寄り、アイリス様の頬をペシペシと叩きます。


「う、動けない……。魔力が、指一本まで完全に制御されて……っ!」


「私たちは……『世界ゲーム』そのものを書いてる側なの。 プレイヤーがどれだけレベルを上げても、管理者のデリートキー(消去)一発には勝てないでしょ?」


ナルミ様が軽く手を振ると、姉妹は荒野の端までピンボールのように弾き飛ばされました。 私の「衝撃吸収」さえも、ナルミ様が「衝撃を無効化しない」と定義したせいで、 二人は全身に凄まじい痛みを感じて転がります。


「あだだだ……。な、なによ今の……。 魔法でも物理でもない、ただの『決定』じゃない……」


アイリス様が泥を吐き出しながら、震える声で言いました。


「これが……神……。 私たちがどれだけ積み上げても届かない、圧倒的な『階層』の違い……」


リナ様も、生まれて初めて「努力が通用しない壁」を目の当たりにして、 恐怖で顔を青ざめさせました。


(……ようやく分かりましたか。 数値1億はあくまでこの世界での目標。 彼女たちは、そのルール自体を作っている存在なのです)


ナルミ様は、ガムを膨らませながら二人を見下ろしました。


「分かった? あんたたちはまだ、私の足元にも及ばない。 でも、だからこそ面白いでしょ? いつか、その『設定』さえも力ずくで書き換えるくらい強くなってよ。 ま、その時は姉貴が黙ってないだろうけどさ!」


「……ふん。面白いじゃない」


ボコボコにされ、神の絶対性を知ったアイリス様が、 不敵な笑みを浮かべて立ち上がりました。


設定ルールが絶対なら、その設定ごとタナカの愛でぶち壊してやるわ。 ……行くわよ、リナ! 次のターゲットは、この世界のシステムそのものよ!」


「ええ、お姉様。神を殴れる数値……1億どころか、計測不能まで目指しましょう!」


絶望をバネにして、姉妹の野望は「神への逆転劇」へと昇華されたのでした。

あとがき 女神の妹 ナルミ


いやー、マジでウケる。 まさか本当に私に喧嘩売ってくるとは思わなかったよ。


でも、あの目。 ボコボコにされて「神」の実力を知ったのに、 絶望するどころか「次はどうやってハメ技で倒そうか」って考えてる顔だったね。


特に、あのブラジャー君……タナカ君。 あいつ、私が二人を弾き飛ばした瞬間、こっそり私の「管理権限」の一部を ハッキングして解析しようとしてたでしょ? ブラジャーのくせに、油断も隙もないんだから!


さあ、神を知った二人が、ここからどうやって狂ったインフレを見せてくれるのか。 姉貴にバレない程度に、もっと面白いオモチャを与えてあげようかな!

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