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転生したら騎士学生のブラだった件  作者: 沼口ちるの


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第五十八話:死闘の果て! 姉妹の絆と、ようやくの「初心者脱却」

アイリス様の放つ白銀の聖光と、リナ様の精密な時空予見。 二つの力が、タナカという核を通じて、完璧に同期シンクロしました。


しかし、魔王たちもさるもの。 「数値」で勝る彼らは、連携し始めた姉妹を力ずくでねじ伏せようと襲いかかります。


「舐めるな小娘共! 数値の差は、絶望の差だと教えたはずだ!」


剛力魔王ゴリウスの、空間を歪めるほどの重圧が再び姉妹を襲います。


(……今です! 二人の魔力を、私の布地の一点に集中させてください!)


私は、アイリス様の「剛」とリナ様の「柔」の魔力を、 私の衝撃吸収回路の中で強引に練り合わせ、「反発エネルギー」へと変換。 彼女たちの拳に、そのままフィードバックしました。


「「これが……私たちの、愛の結晶(物理)よ!!」」


ドゴォォォォォォォン!!!


姉妹の合体攻撃がゴリウスの胸に直撃。 内部数値3000万超えの衝撃が、魔王の強固な肉体を内側から粉砕しました。


「が、はっ……馬鹿な……。 たった数刻前まで、レベル5000のゴミだったはずが……!」


「言ったでしょう? 私たちはタナカにふさわしくなるために、一秒ごとに強くなるの!」


アイリス様が叫び、返す刀で神速魔王アクセルを光の檻に閉じ込めます。 リナ様がその一瞬の隙を見逃さず、虚無魔王ゼロの核を予見の指先で撃ち抜きました。


爆発、また爆発。 謁見の間はもはや跡形もなく、魔王城の天井が崩落していきます。


……そして。 静寂が訪れた時、そこにはボロボロになりながらも、 不敵な笑みを浮かべて立つ二人の英雄の姿がありました。


【内部数値:5000万到達】 【称号:魔王殺し(スレイヤー)獲得】 【ステータス:初心者脱却】


「はぁ、はぁ……。やったわ、リナ。 ようやく、あのウサギよりは強くなったみたいね」


アイリス様が、泥だらけの顔で笑いました。


「ええ、お姉様。 ですが、女神の妹が言っていた『1億』には、まだ半分ですわ。 本当の修羅の道は、ここから始まりますのね」


リナ様が眼鏡の破片を捨て、清々しい表情で私をぎゅっと締め直しました。


(お疲れ様です、お二人とも。 泥にまみれた姿も、今の貴女たちは最高に輝いていますよ)


魔王軍を壊滅させ、ようやくこの世界の「入り口」に立った姉妹。 「初心者」という看板を下ろした彼女たちの前には、 さらなる高み(と、さらなるインフレ)が待ち受けているのでした。



あとがき 女神の妹 ナルミ

おー、マジでやったじゃん! 魔王軍を初日で全滅させるとか、期待以上の暴れっぷりだね。


「初心者脱却」、おめでとう! まあ、この世界の「中級者」からは、 「概念そのものを食べる蛇」とか「存在しないはずの第13月」とか、 もっと意味不明な強さのやつらが出てくるんだけどね。


でも、今の二人なら大丈夫っしょ。 だって、あのブラジャー君……タナカ君が、 二人の魔力を混ぜる時に、こっそり「神の領域」の術式を混ぜ込んでるみたいだし。


さあ、次は数値7000万の壁だよ! そこを超えたら、もっとヤバい「裏技」を教えてあげるからさ!

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