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転生したら騎士学生のブラだった件  作者: 沼口ちるの


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第二十二話:最強の証明! アイリス、ランク2ガウェインを討つ

第一節 新たなランキング戦と最強の力


アイリス・ライトの能力完全復活から数週間後、騎士団内で再びランキング戦が開催された。今回は、アイリスがランクアップをかけて、前回の戦いで敗北を喫した強敵、ランク2騎士のガウェインに挑むことが決定した。


騎士団員や幹部たちの注目が集中する中、アイリスは自信に満ちた表情で訓練場へ向かった。


(ガウェインを倒せば、私の騎士としての地位は確固たるものになる!タナカ、あなたと私の力を、今こそ証明するわ!)


タナカ(田中一郎)は、人型として訓練場の隅で待機していた。彼の胸元にある絶対領域の本体は、アイリスの勝利のために、魔力回路をフル稼働させていた。


(ご主人様、ユニーク能力解除期間の基礎訓練は無駄ではなかった。今日の貴女は、以前とは全く違う。最強です!)


第二節 ガウェインの警戒とアイリスの猛攻

ガウェインは、アイリスの新しい力に警戒していた。彼の【鑑定眼】に近い感覚は、アイリスの魔力の純度と増幅率が異常なほど高まっていることを察知していた。


「アイリス嬢。その装備と、貴様の成長、見せてもらおう!」ガウェインは、前回以上の強力な魔力を剣に込めた。


ガウェインの先制攻撃がアイリスを襲う。前回は防戦一方だったアイリスだが、今回は違う。彼女は基礎訓練で得た体幹と、120%に増幅された魔力を融合させ、真っ向から対抗した。


聖光突進ホーリーブレイク!」


ドォォン!!


激しい衝撃波が訓練場を駆け抜けた。ガウェインは、自分の攻撃が完全に受け止められた上に、アイリスの強烈な魔力に押し返されたことに、驚愕した。


(馬鹿な!この防御力と攻撃力…!前回とは、レベルが違いすぎる!)


ガウェインは、以前アイリスの弱点だった動きの癖を突こうとするが、基礎が定着したアイリスには通用しない。タナカの遠隔調整の必要もなく、アイリスはガウェインを圧倒し始めた。


第三節 最強の勝利とガウェインの敗北

アイリスは、休む間もなく連続攻撃を仕掛ける。ガウェインは必死に防御するが、アイリスの剣には、もはや彼の魔力防御の限界を超えた力が宿っていた。


アイリスの次の渾身の一撃が、ガウェインの防御を完全に打ち砕いた。


キンッ!ガラガラッ!


ガウェインの剣が弾き飛ばされ、彼は地面に膝をついた。


「ま、参った…」ガウェインは、敗北を認めるしかなかった。


訓練場は静まり返り、その後、割れんばかりの歓声に包まれた。騎士団の最高戦力の一角であるガウェインを、新人のアイリス・ライトが打ち破ったのだ!


アメリアは、アイリスの成長に満足そうに頷き、ルナは【鑑定眼】でタナカとアイリスの最強の絆が最高潮に達していることを確認した。


第四節 秘密の勝利と兄の誇り

勝利したアイリスは、胸元の絶対領域をそっと撫でた。


「タナカ、やったわね!私たちは最強よ!」


(はい、アイリス様!貴女の努力と、俺の愛の結晶です!)タナカは人型としてアイリスの勝利を讃えた。


その夜、レオンハルトは、ガウェインを倒したアイリスの偉業を誇りに思いながらも、タナカの秘密を守り抜く決意を新たにした。


「タナカ。貴様のおかげで、アイリスは誰も手が出せない領域に到達した。だが、ガウェインは装備の真価に気づき始めている。我々の秘密の防衛は、これからが本番だ」


タナカは深く頷いた。(最強の騎士となったアイリス様を守るため、私は、ブラジャーの魂として、あらゆる敵、そして秘密を暴こうとする者たちと戦い続けます!)


こうして、アイリスは騎士団の新たなエースとして、その名を轟かせたのだった。



……ランキング戦、完敗だ。騎士団ランク2のガウェインだ。


正直に言おう。前回、アイリス・ライト嬢に勝利した際、私は彼女の装備に頼りすぎる未熟さを見抜いたつもりだった。しかし、今回の彼女は、前回とは全くの別人だった。


基礎体力が定着し、身体が磨き抜かれた上で、あの**『絶対領域』**の力を使いこなしている。その魔力の出力は、以前の比ではない。私の渾身の一撃すら、彼女の防御を崩せなかった。


私は、彼女の才能、そしてあの装備の真価を認めざるを得ない。あの装備は、単なる魔導具ではない。アイリス嬢の成長に合わせ、自ら進化し、騎士の基礎が整うまで敢えて能力を抑制していたとしか考えられない。


そして、あの雑用係のタナカ。彼は、アイリス嬢の騎士としての才能を、完璧な計画と調整で開花させた**「生きた魔導具師」**だ。


彼の正体がブラジャーの意識体であるという私の推測は、もはや妄想ではない。だが、彼はアイリス嬢の騎士としての命綱であり、王都の新たな守護者だ。


私は、アイリス嬢の強さを認め、彼女の盾となることを誓おう。そして、タナカの秘密が、アイリス嬢の騎士としての未来を脅かすことがないよう、私なりに見張らせてもらう。

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