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六、始まり


更新遅れました、すみません。


この審査を見ていたものは今までにない恐怖を感じた。


グリムは普通の召喚獣審査では使用されない。


より、強い召喚獣がでた時だけ使用され、そのへんにいる召喚獣では間違いなく一瞬の内に喰われてしまう。


だが…この少年はなんなのだろうか?


喰われるどころか、瞬きの間のほんの一瞬の間、その時にはもう、グリムは死んでいた。


あのお嬢さんはとんでもないものを召喚してしまったのではないだろうか。


この先、彼が敵とならないことを願おう。


審査員 議長 アーク・アド・ラレンツア より





宛先


クリマ・ナイア・メセッド学園長殿へ















あれから、ヒナはなかなか現実逃避をやめない。


心、ここに有らず。


こんな感じだ。


「なぁ、ヒナ、もう夜だよ。審査が終わってからぼーっと立ったままじゃん。お腹すいたよ?眠いよ?風呂入りたいよ?」


そこでやっとヒナがこちらに向く。


まるで、ブリキの人形の様に、ギギギギ、と音が聞こえそうな首の動かしかただ。


「ひっ!」


思わず悲鳴をあげそうになる。


ホラーだ。


ホラーだよ。


リ○グのテレビから出てくるお姉さんみたいだ!


現実でやるなよ、相手が知らない人なら、気を失うよ?


「……弱いと言ってたじゃないですか?……」


息を呑む。


目が、カッと開いてギョロリと見てくる。


もうやめて!怖いよ!


「え、あ、えっっ、その、ですね、弱いと言っていたのは……すまん、でも、この世界に通用するはずないと思って……ですね、だから…」


「怒ってるんじゃないですよ。ただ、嬉し過ぎてこれが現実なのか分からなくなってきたんです。本当、びっくりしてます、そして…有難うございます。私の召喚獣さん!」


ああ、なるほど。


嬉しいのだが…どうすればいいんかわからなかったのか。


しかも、弱いと言っていたのに余裕だったし、そりゃ驚くよね。


「これからもよろしくお願いしますね!悠さん!」


「ああ、よろしく、俺のご主人様」


何か、やばい世界の人の発言に聞こえそうな感じだが…この場はそんなふうには聞こえないだろう。


こうして、俺とヒナは出会った。



次から本編です。

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