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鹽焼き饂飩だあ!【WEB】

作者: 雨澤 穀稼

挿絵(By みてみん)

デザインワークス:アホリアSS様


   鹽焼(しおや)饂飩(うどん)だあ!


 毎日の焼きそば。

 7日の内にやはり少しの変化は必要なのでは無いだろうか?

 そう! そんな時の救世主饂飩(うどん)である。

 それも、きしめんではなく太麺の饂飩(うどん)である。

 材料はいつもと何も変わらない。

 モヤシと饂飩(うどん)のみだ!

 焼きそばの麺が饂飩(うどん)になった……それだけだと思われがちだが、太麺の饂飩(うどん)と中太麺の焼きそばとは、別もんなのであると……わたしは、個人的には、そう思っている節があると言っておこうと思う。

 フライパンにオリーブオイル熱して、モヤシの山を築き太麺饂飩(うどん)ドーン! ドーン! ドーン! と、3袋立て掛けて後は放置。

 程よいかほりがほんわか立ち込めてきたら、すかさず割り箸しでうりゃりゃりゃりゃっと天地返しからの混ぜ混ぜである。

 あっ?(壱瞬(いっしゅん)固まるわたし) 焼きそばソースを昨日使い切っていた! 牡蠣醤油(かきしょうゆ)も不在だった? やっちまったぜ! 今から火を止めて買いに行くのもな?

 ピカリンコ! そうだ! (しお)焼きそばとか、(しお)ラーメンとかあるではないか! そうだ!  鹽饂飩(しおうどん)だ! すかさず(しお)を軽く壱摘(ひとつ)まみ。

 (しお)量が大事なのだ、少な過ぎず多過ぎずだ。

 少ないのは我慢出来るが、多いのは目も当てられない大惨事を招くことになるからね。

 (しお)を摘まむ指先に緊張が走る。

 後は混ぜ混ぜして出来上がりだ!

 少しひよってしまったが、薄い位が良いのかも知れないと、ひよってしまったわたしにそういい気かせて完食!

 オリーブオイルの油のからみと、(しお)とほんのりお焦げとしゃきしゃきモヤシがベストマッチでした。

 ぺこり!

挿絵(By みてみん)

デザインワークス:島猫。樣


挿絵(By みてみん)

デザインワークス:なないろかめれおん

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