1/2
賭け事に負ける
「はぁ、今日も負けたよ」
とある男が今日もテレビの競馬を見ながらため息をついた。名前は賭沼戦利という。
「コンビニで飯でも買ってくるか」
と言って家を出た。
「ん?何か千円札落ちてね?」
道路の反対側に札束が落ちていた。明らかに怪しいな、でも何もなかったら報酬がでかいから行ってみよ。この時戦利は危険性を考慮せずに取りに行った。その時にはもう遅かった。謎の男が二人いて何かを取引していた。これヤバイやつじゃね?と思って引き返そうとして振り返った瞬間に急に視界が暗くなって寒くなってきた。ついでに倒れてるし
「あ...」
俺、死ぬんだな。こんな下らないのに賭けたから...
その時ぷつんと意識が途切れた。