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「煮える女2」の③

 「煮え煮え〜!」 

西太后様のいち日が始まったようだ。


「お師匠様、聴いてください、侍女の作法さほうが全くなっていない。何度言っても分からない。一体全体どうしたら良いのでしょう!」


 師匠と呼ばれて居るのは、老子先生※ではないですか。と云うことは、電話の相手はイエス・キリスト、詰まり村主すぐりさんでは無く、現代に転生した老子ろうし先生でしたか。過去の因縁が現代に反映されるのが転生のことわり。

             ※老子は孔子の先生


 「侍女の皆さんに茶事さじを教えるのは、かなり難しいでしょう。私が西太后様に言った通りになりましたね。教えても彼女達には解らない、と、」(老子先生)


 「彼女達は覚える気が無いのです!お師匠様が教えてくれと言うので、一生懸命教えたのに、その気が無い!」(西太后様)


老子先生が困っているようですね。老子先生の心の声が聞こえますよ。


。。西太后様の為に、侍女の皆さんにお願いして茶事を習って頂いたのが、あだになりましたか。。(老子先生の心の声)


「西太后様、私の懇意こんいにしている茶事仲間の集まりに行ってみてはどうでしょう。皆さん、かなり茶事には通じて居るので、お相手に不足は無いと思います。」


「先生、いつもありがとうございます。私も茶事に通じた人と仲間になりたい。」


 感謝の言葉が出ましたね。何時もこの様に終わると良いのだけど。3日とたないのが西太后の性分、今日は電話の相手も老子先生と分かった事だし、今日は猫の聞き耳終了としましょう。



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