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「煮える女2」の①

 吾輩の前世はご存知「夏目漱石」の化け猫である。元の飼い主に囚われ、速くも1か月が過ぎた。飼い主の西太后は相変わらず煮えている。最近は私の軟禁状態も漸く解け、外出も出来るようになったが、気になるのは電話の相手だ。


   。。仕方がない、あれを使うか。。(心の声)


 個人的な係わりをしないというのが私の信条、しかし飼い主の西太后には食べせてもらっている手前、煮えている原因を明らかにし、出来る事なら解消したいものだ。先ずは情報収集から始めよう。


   「猫千里耳」


「千里耳」とは、遠くまで見透すのが「千里眼」なら、聞き耳を千里まで広げたのが「千里耳」。かなりの集中力とエネルギーを必要とするので、使うと3日は寝たきりとなる。故にあまり使いたくないが、知りたいと云う好奇心を満たすのも悪くないと云うのが本音でもある。


   「煮え煮え!!」


 お!始まった、西太后の煮え煮え電話だ!



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