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挨拶から始める革命

アジテーションエッセイ第2弾!!



皆さん無意識のうちにストレスの連鎖に巻き込まれていませんか?

 なんて日本は生きにくい国なんだ。





 社会人になれば、誰しもが思い抱くのではないだろうか。





 絶対的な上下関係、年功序列、形式ばったビジネスマナー、無理強いする顧客、悪質なクレーマー・・・・




 枚挙に暇がないというのは正にこのことである。



 居酒屋にいけばいい歳したおっさんが仕事の愚痴を酒の肴に一杯しているのであるから、この社会は相当毒なのだろう。







 ストレス、ストレス、ストレス、








 みんなピリピリしている。仕事中ピリピリしているだけで飽き足らず、仕事終わりでもピリピリしている。休日でもピリピリしている。

 駅のエスカレータではサラリーマンがにらみをきかせながら駆け上がり、牛丼屋では一言も店員と言葉を交わさないままサービスが提供される。






 働いているときに上司や客からの受けるストレスフルな言動を、仕事が終われば、今度は自分が他人にする番だと言わんがばかりに。








 もちろんこれは仕方がないことだ。現代日本の社会人に対して求められている「礼儀」や「社会人マナー」というものは度を越えたものである。こんなものを勤務時間中ずっと求められているんだから、そのぶん仕事以外の時間は下品にありたくもあるのものだろう。




そう考えると、SNSで罵詈雑言を吐いたり、店員に上から目線で物を言う人の気持ちもわかる気がする。そりゃ警察や左右の活動家、はたまた政治家や芸能人に悪意を向けたくなる。




 こうした社会はいびつではあろう。しかし、ある意味バランスはとれているのかもしれない。勤務時間には過度の礼節を求められる分、一旦そこを離れれば、今度はサービスの需要者として我が物顔でいれるのだ。

 これが、仕事終わりまで、気持ち悪い笑顔を張り付かせて、敬意を伴わない敬語を話すことを強要される社会だったら、我々はいつ気を抜けば良いのだろうかと気を揉んでしまう。






 こうした現状分析をしたところで、「こんなピリピリした社会を変えていこう」というのが今回の本題である。バランスはとれているかもしれないが、ストレスの連鎖を止めることをできない社会はやはり不健全だ。




 


 方法は2つ。






 仕事に手を抜くか、サービスの需要者としての態度を改めるか、である。




鶏が先か、卵が先か、




 上記の方法はまさにその関係であろう。ただ、実際問題、手を抜いたら職を失うわけであるから、サービスを受ける側の立場、プライベートの立場から、変えていくのが現実的手法ではないだろうか。








 横暴な客を卒業しようではないか。少しのミスで、店員に横柄な態度をとることをやめようではないか。





コンビニ店員からつり銭とレジ袋をもらったら「どうも」と言おうではないか。








 仕事終わりの20時過ぎ。




駅から家までのコンビニで、




 「どうもありがとう」






その一言から革命ははじまる






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