1.1 春、水面の守護者(ガーディアン) 3
前回
カノープスの店に行くとき………
男「どけぇー!」
「え?」
P「遥さん危ない!」
ドン!
「きゃ!」
誰かに倒されて私は倒れるかと思ったーーーけど
C「待った」
キャンスさんが倒れそうになる私を抱えて、ぶつかった男の腕を捕まえていた。
C「君、今この子にぶつかったよね。急いでいるとこ悪いけど、謝ってくれないかな?」
男「くっ、誰がするかよ!」
男はキャンスさんの腕を振りほどいて、キャンスさんに殴りかかってきた。
P「キャンスさんあぶない!」
C「はあ、俺は穏便にいきたいんだけどな。やむを得ないか……ふっ!」
男「ぐぁ!」
キャンスさんは私を抱えながら、男の攻撃をかわして、男の人にグーでみぞおちにパンチを入れて、男を気絶させた。
C「遥、大丈夫かい?」
「あ…はい」
P「キャンスさんさすがです!」
びっくりした…。キャンスさん本当にすごい。
C「そんなことないよ」
P「そんなことありますよ!やっぱり水面の守護者は動きが違いますね!」
「水面の守護者?」
P「あ、遥さんに伝えるの忘れてた。星座の星人には個々に異名があるんだ。」
僕なら「最北の先導者」なんだ!
ポラリス誇らしそう…異名か…いいな。
なんて思いながら二人を見ていると、
C「遥のは今度考えよっか。ね、ポラリス」
キャンスさんが男を縄で縛り付け、警官のような人に渡して言った。
P「はい!」
「………あ、ありがとうございます!」
少し泣きそうになった。
なんだろうな…初めてなんだこの温かい気持ち。
自分自身を探す旅で初めて得たのは仲間の温かさ。
「ありがとう」なんて言ったのいつ以来だろう……。
C「じゃあ店に入ろうか」
主・P「はい!」
ギィッ…
音をたてて開けた扉の先に青緑に近い髪を持つ男の人が座っていた。
?「やあ、いらっしゃい」
次回
「お嬢様さんにはこれが良いかな」
「……え?」
旅の準備をしよう
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