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Starry Story ~☆88の物語☆~  作者: 星沢ソラ
桜咲く季節のおはなし
5/12

1.1 春、水面の守護者(ガーディアン) 2

?「本当にごめんな」


「いえ、よそ見していた私が悪いですし…」


実はドアに頭をぶつけてしまい…正確にはぶつかってしまったなんだけど。


ドアを開けた方がすっごく優しくて、包帯まで巻いてもらって、そこから謝り合いになっていた。


?「いやいや、ほんと「いつまで謝りあいっこしてる気ですか!そろそろ本題入りますよ!」…はい」


ポラリスが待ちくたびれて入ってきた。


P「遥さん、こちらはプレセペ・キャンサーさんです。(かに)座の星人なんですよ」


C(キャンサー)「君が遥だね。主から話は聞いているよ。ポラリスと仲が良いようで安心したよ。キャンサーじゃあ言いにくいから、「キャンス」と呼んでくれ」



「蟹座!」


C「そう。蟹座だよ」


男の星人さんはきれいなベージュの髪を揺らしにっこり笑った。


まるでお日さまみたいな暖かい笑顔だ。




蟹座と言えば、七月生まれの私の星座である。

更に自分の一番のお気に入りの星座である。


まさか、こんなかたちで会えるなんて……!



「キ…キャンスさん!よろしくお願いします!」


思いっきり頭を下げた。


P「遥さん、落ち着いて!」


C「まあまあ落ち着いて。お茶を飲みながら本題に入ろう」



P「まずはカノープスのところですかね。」


C「まあ、カノープスのところに行けばなんでも揃っているだろう」


カノープスとは竜骨(りゅうこつ)座の星だからきっと後に竜骨座の学名が続くのかな?


カノープスさんは何をしている星人なのだろう?


P「それじゃあ遥さんいくよ!」

C「ほら、ぼんやりしていると日が暮れるぞ」


キャンスさんが私に手を差しのべる。


キャンスさん気遣いよすぎだな。


P「あれ、キャンスさんも行くんですか?」

C「あれ、主が言ってなかったっけ?」


そんなの聞いてませんよ!


なんてポラリスは本気で驚いているけど、嬉しそう。


「ポラリス、嬉しい?」


P「そりゃあもちろん!キャンスさんはとっても頼もしいんだ!」


おお!ポラリスが言うならその通りなんだろうな…。


「そういえばキャンスさんは何をされているんですか?」


C「ん、俺?俺は何でも屋だよ」


何でも屋?…格好いい!


P「キャンスさんは基本的何でもできるからね」


「へえ、すごいです!」


そんなことを話していたら、いつのまにかある一軒家に着いていた。


C「さあ、着いたよ。ここがカノープスの店だ」


「ここがお店?」


その一軒家は、古びて今にも壊れそうな感じ。

幽霊のでる洋館のような………。


「こわい…」

C「まあ、初めて来たなら恐怖を感じるかもね。」


でも、カノープスは良いやつだよ。


キャンスさんはそう言って笑った。



そのとき--------

蟹座のおはなしは次回まで続きます


誤字、脱字がありましたら報告よろしくお願いします

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