1.1 春、水面の守護者(ガーディアン) 1
P「遥さんここが春の街だよ!」
旅をするなら準備が必用だと、ポラリスに言われたで、やって来たのは花びらの舞う春の街。
人呼んでヴィルデパーテン。
常時花びらが舞い、暖かい気候をするから「春の街」なんだそう。
ポラリスによるとここにはいくつかの星人が住んでいるという。
ここに来る途中ポラリスにたくさんの事を教えられた。
例えば、
P「この世界にもやっぱり上下関係があってね、僕はまだ上の方なんだけど…」
何て言う。
星座の星人は上の方に来るらしく知名度が高いほど更に上になるんだとか。
ちなみに最上級は誕生日星座に用いる黄道十二星座なんだそう。
あれ、これ抜きなら北極星のポラリスはオリオンに並ぶんじゃない?
ポラリスって結構大物なのね………。
さん付けされると少し鼻が高いかも。
更に一緒に旅をするから天狗になりそう……
あれ…?
「そういえばポラリス、ここに来て何をするの?準備って言っても、何をすればいいのか分からないよ?」
P「あ、遥さん。実は僕も分かんないんだ…」
なんだって……?
分からないって何てこと!
これはかなりピンチなのでは………。
ポラリスを見ると「たははっ」って頭をかいて笑っている。
………可愛いから許す。
P「で、でもね!まずどこに行けばいいのかは知ってるよ!」
「ホント?なら大丈夫そうだね」
P「うん!それにそこに行けばきっと良いことあるよ!」
ポラリスはにこりと笑った。
「で、どこに行くの?」
街の入り口から離れて少しした頃、私は聞いた。
P「遥さんが絶対に知っている星座の星人のところ!すっごく優しいからいろいろ教えてもらいにいく!」
私が知っている星座の星人?
どうしよう………知っている星座の数が多すぎて予測ができない…。
P「大丈夫だよ、会ったら分かるよ♪」
ポラリス嬉しそうだな。
よっぽどその星人が好きなのね♪
P「着いたよ!」
「ここが?」
ポラリスに連れられ来たのは一軒家。
近くの畑の野菜が美味しそうで、花壇の花も元気で。
全てが全て綺麗にされている。
そして、美味しそうな匂いがする。
住んでるのは女性?
じゃあ乙女座かな?
P「こんにちは~!ポラリスでーす来ましたよー!」
ポラリスが家のドアを叩いた。
ピンポンないんだ……。
……なんて、ドアを見ていた私が悪かった。
?「はーい。今開けるね」
P「遥さんあぶない!」
「へ?」
半分死ぬかと思った……。
次回 あの星座が登場します
用語解説
星人
星や星座の擬人化した生き物現在はポラリスのみ