0.1 最北の先導者(リーダー) 1
「あ、流れ星!」
一瞬で現れて、一瞬で消える。
儚い思いをさせる流れ星に私は、願いをかけた。
自分自信を探したいと。
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最近はよく、周りに振り回されありのままでいられない。
流され続けた先にあったのは自分自身の抑制だった。
いつしか私は笑顔をつくり、周りに応じるままになった。
このままじゃいけないなんて思うんだけど、なかなかなおらないんだよね…。
私は願いをかけても、叶わないって思っている。
でも、かけられずにはいられない。
「明日こそ」それを何回も願って、ベッドの中へ潜り込んだ。
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ここはどこだろう…?
私は夢のなかにいるのかな?
身体がふわふわ空中に浮いている。そんな気分。
少しまどろみを感じていたら、声がした。
?「こんにちは!起きた?」
声の主は身長の低い男の子だった。
「うん。ねえ、ここはどこなの?」
私は尋ねた。
?「ここは君の住む世界と、僕の住む世界の間…って言えばいいかな?あ、僕はポラリス・ウルサ・マイナ。ポラリスって呼んで!よろしくね!」
ポラリスは少し伸びた髪の毛を揺らして笑顔で答える。
「私は四季遥。よろしく。ねえ、ポラリスって北極星のこと?」
P「そうだよ!遥さんは物知りだね!」
「そんなことないよ」
そんなことない。
でも、星だけは、宇宙のことだけは周りよりも優れていた。
私の唯一のとりえ。
P「そうだ!忘れかけてた!」
ポラリスが何か思い出したようだ。
P「遥さんがさっき「自分自身を探したい」って願いをかけたでしょ?僕がそれを叶えに来たんだ!」
………は?
あふれでてきたアイデアをとにかく消費します。
誤字、脱字等ありましたら、よろしくお願いします