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私は君から逃れられないの?
複雑になってきた...のかな?
「莉那...?///」
「...怒られちゃったし行こっか。」
「...?...そうだね。」
真紘は少し不思議そうに首を傾げたけど
すぐにふっと笑った。
私達は話しながら教室まで向かったら
授業終了のチャイムが鳴り響く。
それと同時に教室に入る。
「またサボり?」
そう言ってクスッと笑う。
「あ、香菜。」
「真紘くんと?」
「うん。」
香菜の顔が少し曇る。
それを掻き消すかのように
鮮明に声が聞こえた。
「"早瀬"さん。放課後、数学教材室まで来てください。」
「......はい。」
慧兄は何で私を呼ぶの?
離れたいのに...離れたいのに...っ!!
慧兄なんて...嫌いだよ...。
サボりはだめですよね(笑)
...なんて私は言っていいのですかね(笑)