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Seven days  作者: 遊生
1日目
8/16

嘘の微笑みは私の仮面。



なんか...恋愛っぽくなった?











こつんこつんと靴音がする。




...?

先生かな...?




私達がいるあまり使われていない教室の

窓から顔をのぞかせる。




私の目に映ったのはいるはずのない人だった。







慧兄...。


授業中じゃあ...。




あ、こっちくる...!!





「真紘!ちょっとこっち来て!」



小声で呼ぶ。



「ん?」




少し影のところへ隠れて私は静かに

真紘にキスをする。




「莉那?///」


「しーっ...。」



何回も何回も口を重ねる。

まるで慧兄の存在を忘れるかのように。





ガラガラと教室の扉が開く。




「...。」



静かに慧兄は入ってくる。



...今もし見つかったら慧兄はびっくりするだろうか?




だって元カノが自分ではない男とキスしてるなんて...。





ま、振ったのは慧兄だしね。





「誰かいるのか...って...え?」


「...あ。"冬野"先生ですか。邪魔しないでくださいね...?」




私はにっこりと微笑む。




「大人なんだから...何をするかぐらいわかってるでしょう...?」



当然するつもりはない。

キス止まりで終わる。



でも私は嘘をつく。





「...っ。...早く戻りなさい。」





一瞬息をのんだけど

すぐに先生の顔になる。





...つまんない。

焦らないし...何にも"慧眞"としての本音も言わない。





「...わかりました。」




無愛想に返事する。




でも心の中は真っ暗だった。











妖艶な莉那さん(笑)

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