表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

1/1

あーかい部! 〜部室棟 乙女の干物 集まりて 怠惰を極め 綴るは実績 電子の海へ あゝあーかい部〜 3話 マスク狩り

ここは県内でも有名な部活動強豪校、私立 池図(いけず)女学院。


そんな学院の会議室、現場……いや、部室棟の片隅で日々事件は起こる。


あーかい部に所属するうら若き乙女の干物達は、今日も活動実績(アーカイブ)を作るべく、部室に集い小説投稿サイトという名の電子の海へ日常を垂れ流すのであった……。

ここは県内でも有名な部活動強豪校、私立 池図(いけず)女学院。


そんな学院の会議室、現場……いや、部室棟の片隅で日々事件は起こる。


あーかい部に所属するうら若き乙女の干物達は、今日も活動実績(アーカイブ)を作るべく、部室に集い小説投稿サイトという名の電子の海へ日常を垂れ流すのであった……。






池図女学院部室棟、あーかい部部室。




「あ"ぁ"ぁ"……、」




白衣を見に(まと)った白髪の女性が1人、テーブルに突っ伏していた。




「もう無理帰って寝たい……。」


「お、どうした養護教諭ぅ。」


「今日も元気に死んでますね。」




きはだ&あさぎ入室。




「それがお休み明けの顧問に向かって言う言葉〜?」




波打ち際で力無くうねる小魚のような彼女こそ、池図(いけず)女学院養護教諭兼あーかい部顧問……白久澄河(しろひさすみか)である。




「だってぇ〜、お休みしてたのは白ちゃんが旅行してたからじゃん。」




愛称は(しろ)ちゃん。




「人の気も知らないで……。」


「白ちゃん先生、確か教頭先生と温泉行ってたんでしたよね。」


「生きた心地がしなかったわ……。」


「お仕事溜まってるんじゃないのぉ?」


「ぐああやめろおお、現実が……!現実が来る!?」




白ちゃんが頭を抱え苦しみ悶えた。




「白ちゃんや、あれは枯れた柳の幹だよぉ。」


「『魔王』……?」


「やめろおお、現実が私に囁いてくるぅ……!?」


「白ちゃんや、溜まった仕事と踊ろうよ。」


「ぐおお胸がざわつく……!?」


「白ちゃん先生、それはただの更年き


「おい。」




白ちゃんの掌があさぎの顔面を覆い、白ちゃんの指があさぎのこめかみに食い込んだ。




「いだだだ……!!??」


「的確に地雷だけ踏み抜いてて草ァ!」




「……まったく。」


「顔面奪われるかと思った……!?」


「マスク狩りじゃあ〜〜ッ!」


「私ゃ妖怪かっ!?」


「え?まあ……、


「今度こそ顔面剥いで……!


「美魔女ですし。」


「え……っ!?///」


「おおっとこれはぁ?」


「もう、やだ///あさぎちゃんったら、お世辞でもう、れ、し




あさぎはきはだの両肩を掴み脱力して(こうべ)を垂れた。




「きはだ、ごめん…………やっぱつれえわ。」


「よく言えました。」


「うおおいっ!?」






「……ったく、私の年齢いじりも大概にしてよね?みんな10年後はいじられる側なんだから。」


「つまり10年いじり放題のサブスク




白ちゃんの指がきはだのこめかみに食い込んだ。




「ぐぎゃぁぁぁあ……!?」


「あ〜あ……。」






「顔面獲られるかと思った……!?」


「のっぺらぼうじゃないんだから……。」


「のっぺらぼうって顔奪うんでしたっけ?」


「逆に獲らないの?」


「他人の皮被るの嫌じゃないですか……?」


「それもそうね……。」


「覆面レスラーのマスクは被ってみたいけどねぇ。」


「きはだは意地でもマスク狩りに繋げたいの?」


「だってアレやってみたいじゃん、前後からラリアットしてうわーーっ!?ってヤツ。」


「少年マンガ……。」


「確かに自分で被らなくても、集めたら飾ってコレクションしてみたくなっちゃうわよね♪」


「グロいですって!?」


「でもようあさぎちゃんや。時代が時代なら、敵将の首テイクアウトしたら英雄だよぉ?」


「まぁ……、それ考えたらマスクになっただけ有情(うじょう)……なのか?」


「というわけで、はいこれ。」




きはだは個包装のマスクを白ちゃんとあさぎに手渡した。




「「いや不織布!?」」


「今のトレンドですぜ……?」


「トレンドっていうか流行り病なのよ……。」


「しかもちょっと前に流行終わってるし、もうつける意味




白ちゃんの眼光が鋭くなった。




「それじゃあきはだちゃんはこれで


「待ちなさい。」




白ちゃんがきはだの肩を鷲掴んだ。




「oh……。」




きはだとあさぎは白ちゃんに言われるまま、着席した。




「あ〜もう、きはだが不織布マスクなんて出すから、


「あさぎちゃんがもうつける意味ないとか言うから




白ちゃんは手をパンパンと打ち鳴らし、2人の会話を遮った。




「それではマスクの意義について、講義を始めま


「「嫌です。」」


「なんでよぉぉお!!??」


「だって講義という名のマウントだしぃ。」


「無理やり養護教諭感ださなくても良いんじゃないですか?」


「受講料は前払いしたからきはだちゃん帰




白ちゃんはきはだの肩を上から抑えて立ち上がるのを阻止した。




「それでは、まずマスクの歴史から


「「嫌です。」」


「いいから黙って私に知識をひけらかされなさい。」


「「うへぇ……。」」




こうして、本日の部活動は急遽白ちゃんの講義……と言う名の知識をマウントに変更された。








あーかい部!(4)




あさぎ:投稿完了


白ちゃん:お疲れ様♪


きはだ:お〜、人が増えた


あさぎ:ここんとこ2人だったからね


白ちゃん:ごめんなさいね?


きはだ:ごめんで済んだら警察は要らないんだよねぇ


白ちゃん:こんどお詫びにたくさん講義してあげるわね♪


きはだ:イヤダー!?

あさぎ:シニタクナーイ!?


白ちゃん:おい


白ちゃん:私の講義ってそんなに不評なの……?


きはだ:だってエッチじゃないんだもん


白ちゃん:頭保健体育かっ!?


あさぎ:思春期だなぁ……


きはだ:いえいえとんでもございやせん。あさぎ様に比べちゃ、あっしなんぞ路傍の石よ


白ちゃん:そうね


あさぎ:白ちゃん先生!?


白ちゃん:頭跳ね飛びの挿絵に『びくんっ』って書き込むセンスは本物だと思うわ♪


きはだ:草ァ!


あさぎ:コロシテ……コロシテ……


きはだ:講義して貰えばぁ?


白ちゃん:人の講義を処刑台呼ばわりすな


あさぎ:講義以外でお願いします


白ちゃん:おい

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ