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晴れたらいいね。

作者: DAI

僕は雨男だ。

僕が行くところは、いつも雨が降る。

会社に行っても、

遊びに行っても、

買い物に行っても、

旅行に行っても、

いつも雨降りだ。

僕は、いつも傘を手放せない。

傘は僕の体の一部だ。

どこに行くのも一緒の友達みたいなものだ。


ある日、僕は傘を忘れた。

僕の体の一部を忘れてしまった。

雨は、僕の体を容赦なくずぶ濡れにする。

僕はびしょびしょのまま歩いた。

どこまでもどこまでもどこまでも。




ずぶ濡れで歩いていたら、女の子と出会った。

彼女は晴女だという。

彼女は、僕のことを気に入ったから、一緒に行こうと言った。

僕は、彼女と一緒に歩くことにした。

すると、空の雨雲がどこかに行ってしまい、

陽が差してきた。

彼女は、ニコニコしながら歩く。

僕も、ニコニコしながら歩く。


どうやら、僕に傘はもう要らないらしい。

晴れた空はどこまでも続いている。

僕と彼女は一緒に歩いていく。

どこまでもどこまでもどこまでも。

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