緊急招集③
たぶんR15に相当するかもしれないですね…。
残虐描写が。残虐?いや、残酷??ざん……なんだ?
◆ ◆ ◆
道々で建物一軒ずつ、室内の様子を探りながら神殿へと辿り着く。死体以外で、生きている人間が取り残されている家はなかった。それを幸いと取るか、不幸と取るのか、アルトラシオンにはわからない。
神殿の中では、十数人の人々が固まって震えていた。奇跡的にも、怪我をした者はいなかったらしい。
しかし、騎士が駆けつけたことに安堵して泣き出す領民を眺めていると、アルトラシオンの背筋がゾクリと粟立った。
この神殿は魔の森に近かったが、さらに森に入り込んだところから、濃厚な瘴気が立ち昇っているのを感じる。
ピリッとした気配を漂わせつつ、彼は先輩騎士たちを呼んだ。
「とりあえず、全員の状態を確認して保護してくれ。俺は、あそこへ向かう」
窓から見える、木々の合間の建物を指差した。
あそこはなんだ? と問いかけた領民から「孤児院」であると、教えられた。
「殿下。あそこからも人の気配を複数感じます」
ウィルフレッドが小声で囁き、アルトラシオンは小さく舌打ちをした。
おそらく、孤児院を気にかける者は誰一人いなかったのだろう。なにか、嫌な感じがする。
神殿の出入り口から外に出ると、イアンとクリフォードもその後を付いてきた。ウィルフレッドは言わずもがなだ。
その後ろでは、臣下になるべきか先輩になるべきか迷った騎士たちの、慌てた声が聞こえてくる。
魔の森と反対側の、東の空が薄っすらと明るくなってきていた。もう間もなく、夜が明ける。
(魔獣は夜の闇の中からしか現れないというが……)
本当に、このまま夜が明けるまで待っていても良いのだろうか。
僅かな逡巡を裂くように、細い悲鳴が耳に届き、アルトラシオンは地を蹴って神殿の敷地を駆け抜けた。
到着した孤児院は、意外にも大きな二階建ての建物だった。庭は広く、元はどこかの貴族の邸宅だったのではと思わせる。
正面の門扉は破壊され、手入れされていたらしい花壇は足跡と瘴気でグチャグチャになっていた。
警戒しながら通り抜けた正面玄関の奥。闇の中グチュグチュとなにかを貪っている黒い塊に剣を振り下ろそうとして、アルトラシオンは咄嗟に腰を低く落とした。
真横から飛び出してきた魔獣が頭上を飛び越えて、壁を抉って正面に降り立つ。
見れば、そこかしこに小さな人間が転がっているようだった。そのどれもがもう、微塵も動くことがない。事切れているのは明白だった。首や、手足だけが転がっている者もいる。
ギリッとアルトラシオンは唇を噛んだ。裂けた唇から、血が滲む。
「ここで、捕食していたか……っ」
「さぞかし、美味しかったのでしょうね」
「子どもばっかりだもんなぁ。肉は柔らかかったか?」
「力のある子どももいたようだな。そこまで肥えたのだから」
アルトラシオンの声に続けて、他の三人も剣を構えて立つ。気の抜けるような声音だが、そこには確かに怒りが込められていた。
ごおおっとアルトラシオンの剣身が赤く染め上がる。己の中の怒りを焚べて、焔が紅く、熱く、燃え上がる。
先に動いたのは、正面の魔獣だった。奥の魔獣は我関せずと食餌を続けているのが腹立たしい。
地を駆けながら顎を開く魔獣を横に飛んで避け、背後を取る。焔を纏わせた剣で首を落とし、振り向きざまに、食餌を続けたままの獣へと振り下ろす。
振り向いた魔獣が俊敏な動きでアルトラシオンの剣を避けるが、そこにイアンとクリフォードの剣が叩き込まれる。
剣筋が鋭い軌跡を描き、獣の肉体を薄く切り裂いて瘴気を撒き散らす。それを、ウィルフレッドが星の力で浄化して拡散を防ぐ。
「くそ、まだいるか!」
物音に気づいたらしい魔獣がもう一頭、正面玄関の階段上からこちらの頭上を狙って飛び降りてきた。
避けられた剣を振り上げ、振り下ろされた爪を受け止める。焔に焼かれ絶叫を上げる魔獣の声が、孤児院の中に響き渡り、アルトラシオンは思わず顔をしかめた。
なんとも頭の中まで響く嫌な啼き声だ。
「デカイな……三人とも、ソレは頼んだ」
「おう……っ」
「わ、かり……ました!」
「はい」
それぞれの返事を聞いて、アルトラシオンは距離を取るために前へと走り込む。
足が滑りそうになり、歯を食いしばった。
(くそっ……浄化の焔は力が食われる!)
清流雨は、一度空に放ってしまえば、あとは流れるのみのため、そこまでの力を使わないのだが、この剣に浄化の焔を纏わせる戦い方は、常時星の力を流していないといけないため、生命力が延々と削られていく。
ズキンとこめかみが痛み、アルトラシオンは片目を瞑った。
その一瞬を、魔獣は逃さない。
「……チッ」
死角から鋭い爪が飛んできて、床に手を付いた状態で体を捻る。髪が一筋切り取られ、金の糸となって宙を舞った。
それに気を取られた瞬間、喉元を狙って顎が迫る。その口に剣を突き込んで、裂くように横へと払った。
溢れ出る瘴気を避けるようにして、数歩後ろへと後退し、膝をつく。はぁ、と息を整えていると、上の階から物音が聞こえた。
「イアン、グレン、ウィル! 俺は上に行く!」
「ちょ、待てって!」
「――さっさと片付けて追いますよ!」
「……お前が足を引っ張らなきゃすぐ終わるぞ、クリフォード」
ぎゃん! と一気に騒がしくなった三人を置き去りにして、アルトラシオンは階段を駆け上がった。
先ほど、二階から降りてきた魔獣は、階下にいた魔獣よりもさらに大きかった。階下の魔獣も、外に溢れていたものよりもいくらか巨大だったが。
「まさか、本当に、ウィルの言うように、喰らったから大きくなった……なんてことはないよな?」
この孤児院にいた子どもたちは大半が喰い殺されたのだろう。下の階に、生きている者の気配を感じることができなかった。
(だが、もしかしたら、二階には……っ)
まだ生きている者がいるのなら、救わねばならない。最上段に足をかけた途端、左奥の暗闇から獣が躍り出る。上体を反らして爪を避け、廊下側に転がってから剣を突き立てる。
力の温存のために消していた焔を剣に纏わせて、魔獣の体を引き裂いた。
頭に引っかき傷を残すような声を上げ、焼かれた魔獣が消えていく。
さらに、もう一匹。突進してきた魔獣を同様に切り伏せ、アルトラシオンは息を吐いた。
(やはり、大きい)
痛むこめかみを押さえながら、垂れ流していた星の力を切る。剣身の焔が消えていき、灯りの途絶えた廊下がシン、と静まり返った。
ズキズキと痛む頭の中で、ユージェフの『守るんだぞ』という言葉がグルグルと回っている。
(ああ、そうだ。俺は、守らねば。まだ、生きているのなら、俺が……殺してでも、守って……救わねば)
剣を、鞘に納めることはせず、抜身のまま廊下を歩く。一つ一つの部屋の気配を探るが、瘴気を感じ取ることはできなかった。
(どうやら、先ほどの二体で終わりのようだが……)
本当にそうだろうか。
アルトラシオンは、いま、自分の状態があまり良くないことを客観的にわかっていた。なにしろ、豊富にあるとはいえ、生命力に直結している星の力を途切れさせることなく使っていたのだから。
そして――、研ぎ澄ませていた聴覚に、細い悲鳴を聞き取った。
「奥か……!」
二階の廊下の突き当り。貴族の屋敷であれば当主の寝室などがある場所。そこから、今までにないほど濃厚な瘴気が漂ってきている。
(先ほどまで、まったく感じ取れなかったんだぞ……っくそ!)
走って走って、辿り着いた奥の部屋の扉を体当たりでこじ開ける。
部屋の奥には、数人の少年と少女たちが、お互いの体を抱きしめ合いながら、震えていた。
彼らの前には、波打つ栗色の髪を広げた、女の死体が一つ。目を見開いて、四肢を投げ出し、腹から瘴気と内蔵を溢して絶命している。
光を失った焦げ茶色の瞳から、雫が流れて落ちていた。
彼女の服装から、おそらく、この孤児院の職員だとわかる。随分と若いが、もしかしたら院長だったのだろうか。
部屋の中央には、二階で襲ってきた魔獣よりも、さらに一回り大きな個体が、なにかを口にしながら首を振っていた。
その口元からビシャリと撒き散らされるのは、瘴気に侵され、赤黒く変色した血液と、臓腑。
グジュリと嫌な音を立てて、魔獣がその口を動かした。ごくごくと咀嚼して、飲ま干すような音がする。
ボトリと床に落とされたのは、腹を裂かれ、内臓を撒き散らす、赤毛の小さな女の子だ。
ゴボリと、その幼い口元から、血が溢れて床を汚していく。
――まだ、生きていた。
だが、瘴気に侵された上に、ここまで酷く腹を抉られては、もう、どうすることもできない。
きっと――長くは保たない。
孤児たちの中でも、一番年上なのだろうオランジュール色の髪の少年が、震える手を少女へと伸ばした。見開かれた目には、絶望が宿りいまにもはち切れそうになっている。
「触れるな!!」
少女の体を抱き寄せようとした少年に、鋭い声を上げ、アルトラシオンは床を蹴って駆け出した。
「ぅああああ……っ!!」
ギリッと柄を握る手に力が籠もる。ボッと剣が焔をまとってひときわ明るく輝いた。
一閃、二閃と斬りかかった剣を爪で弾かれる。間合いを取り、振り下ろされた脚を紙一重で躱す。次いで迫った鋭い牙を転がりながら避け、剣の焔は消さないまま、片手を突き出して浄化の水を真正面からぶつけてやる。
ジュウウという音とともに嫌な臭いを撒き散らし、魔獣が一歩後退した。その隙を逃さず、少年たちの前に立つと、アルトラシオンは魔力を指先に込めて魔獣を見据えた。
魔力制御は苦手なアルトラシオンは、他の人間がいるところであまり攻撃技を使わない。だが、前ではなく後ろにいる分には、怪我をさせることはないはずだ。
「雷よ、穿て」
指の先から迸った稲光が、一直線に魔獣へと進む。額を狙ったのだが、そう簡単に当たるはずもなく、軌道は逸れて魔獣の腹を抉った。
「……まあ、いい」
一瞬、眉を寄せ不満げに呟きながら、アルトラシオンは床を蹴った。滅茶苦茶に振り下ろされる爪を避けながら宙を飛び、首元に狙いを定めて剣を振り下ろす。
「ギィヤアアア!!」
「……うるさい。さっさとくたばれ」
焔で瘴気を焼き切り、刃先を首に沈み込ませると、力で持って押し切る。
ブツリとした手ごたえと同時に、瘴気を撒き散らしながら、魔獣の首が部屋の隅へと飛んでいった。壁にぶち当たり、潰れて、またそこから瘴気が溢れ出る。
「水、よ。洗い、流せ……」
床に手を付いて、清流で満たせば、室内の瘴気もすべて洗い流され浄化される。清浄な空気に、ホッと息を吐いて、アルトラシオンは少女へと目を向けた。
腹に蟠っていた瘴気は、けれど消すことができず、確実に彼女の命を蝕んでいる。
「り、リト……」
一番年長だろう少年が、溢れる血に汚れるのも厭わず、少女を腕の中へと抱きしめた。
ぜーひゅーとか細い喘鳴を蹴り返す少女が、ゆっくりと腕を伸ばす。
あの状態でどこからそんな力が出てくるのか、不思議で仕方がない。
「ぉ、にぃ……ちゃ」
持ち上げた腕が辛いのだろう。少年の頬を指先で撫で、そのまま下へと落ちていく。それを、少年の手がしっかりと握りしめた。
ゴフッと少女の口から、また大量の血が溢れ出る。そこに瘴気を見て取って、アルトラシオンは慌てて少年から少女を引き剥がした。
「このままでは辛いだろう。……いま、楽にしてやる」
痛みに眉を寄せる少女の瞳が、アルトラシオンを射抜いた。綺麗に澄んだ、空のような瞳だった。
手にしていた剣で、少女の心臓を的確に穿つ。
一瞬、ビクンと痙攣した少女は、すぐに動かなくなった。澄んだ瞳から光が失われ、虚ろに宙を見上げている。
その目を、そっと閉じてやり、アルトラシオンは小さく溜息を吐いた。
心臓から抜いた剣を、少女の血が赤く濡らす。それを軽く振って飛ばせば、近くにいた少年の頬に少しだけ飛び散った。
それを見つめ、目を逸らした瞬間、アルトラシオンの頬を鈍い痛みが襲った。不意打ちに、床に尻もちを付いて、呆然とする。
「あ……あ、あああぁぁ……ああァァああぁアッ!! なにするんだ!! 生きていたのに!! まだ! 生きていたのに!!」
殴られた頬に手をやって、ボンヤリと目の前の少年を見つめる。グイッと襟首を掴まれ、息が詰まった。
いくら力を使いすぎたと言っても、こんななんの変哲もない少年にやられるはずがないのに。あの少女の最期といい、この少年といい、どこから出てくる力なんだろうか。
泣きながら、喉が張り裂けんばかりに叫ぶ少年に、アルトラシオンは首を傾げた。
「だが、もうすぐ死んだ。痛みを長引かせるよりは、殺してやったほうが、すぐに楽になるだろうが」
淡々と返すアルトラシオンに、オランジュール色の髪の少年が、ふざけるな! と叫ぶ。まるで、魂からの慟哭のようだ。
「それでも!! リトはまだ生きてた!! 死にたいなんて言ってない!! 人殺し!! リトを返せよ!! 返せ、よ……っ!!」
人殺し、という言葉に、ガツン! と頭を殴られたような気がした。
泣きながら、返せと叫び続ける少年に、アルトラシオンの心臓がドクリと跳ねる。
俺は――俺は、彼女を救ってやったんだ。その思いが、頭の中で何度も反芻している。
(救ってやったはずなのに……っ)
「死んだものは返せない。それに、どっちにしろ、喋れる状態じゃなかっただろう。死にたいか死にたくないかなんて、わかるわけが……っ」
そのアルトラシオンの言葉に、少年は拳を振り上げた。バキッという音が脳に響く。
バタバタと廊下を走る音が聞こえてくる。扉から、イアンとクリフォードが姿を見せ、慌てたように室内へと入ってくる。
馬乗りになったまま、アルトラシオンを殴り続ける少年と、傍らで腹を抉られ心臓を貫かれた少女を目にして状況を悟ったのか、少年を羽交い締めにして引き離す。
「る、さない……許さない。おまえは絶対、許さない……っ」
クリフォードの腕の中、アルトラシオンを睨む少年の瞳が、まるで燃えているように見えた。
あの日から、アルトラシオンは、魔獣討伐に出るたびに、彼の憎悪に塗れた瞳を思い出す。
まるで、こちらを焼いてしまいそうな、炎のような色の瞳を。
その彼が、アルトラシオンから大事なものを奪っていくことになるなど、いまはまだ、知らない。その時の後悔が、大切な人を失う恐怖が、アルトラシオンの心を弱くするなど、今はまだ、誰も知らない。
アクルークス領へ向かったユージェフ率いる第一部隊も、大きな代償を払っていた。
騎士団長ユージェフ・アルバは、この日、魔獣によって片足を失った。
数人がかりで星の力による治癒を受け、瘴気による侵食は抑えられたが、失った足は戻っては来ない。
数年はアルフォンソを右腕として、戦場に立たずとも騎士団長を努めたが、星王国歴六四三年、暁星の月二の日。アルトラシオンが十六歳の成人を迎えたその日に、正式に団長職を辞した。
その跡を引き継いだのは、副団長のアルフォンソではなく、成人したばかりのアルトラシオンだった。
◆ ◆ ◆
「俺は、いまでも、殺すことが救いだと思っている……いや、思っていた」
長い長い第一王子の話に、ステラシアは抱きしめられたまま、彼の胸元に頬を寄せた。
薄っすらと、涙が滲んで、今にも落ちてしまいそうだった。
(その孤児院て、もしかして……)
眼裏に、太陽のような髪色の友人の姿が映し出される。いつからか、いなくなってしまったステラシアの友人。あれは確か、六年くらい前だったはずだ。
ぎゅっと抱きしめる腕が強くなり、彼女はそっと目を開けた。
「あれからずっと、夢を見る。許さないと、憎しみの目で俺を見る、少年の姿を」
冷えた腕の中で、アルトラシオンを見上げて、ステラシアはポンポンと広い背中を優しく叩く。
「ね、アルト様。今日……あ、もう昨日ですね。さっきも言いましたが、アルト様は殺さないで、救うことができたんですよ」
「…………」
「だから、ね。大丈夫です。その子が許さなくても、わたしは今日のアルト様を知っています。きっと……いいえ、絶対。アルト様は、ご自分の力の使い方を、間違えることは、ないはずですから」
下手な慰めなんて、きっとこの人には届かないから。そんな簡単に、「わたしがあなたを許します」なんて、言っていいわけがないから。
「許す」なんて言えないけれど、今日の彼をステラシアは忘れることはないから。
「わたしを助けてくれたこと、ルルを助けてくれたこと、リリちゃんの心を救ってくれたこと……。わたし、忘れませんから。いつか、アルト様が、その剣でたくさんの人を守るって、信じてます」
「ステラ……」
残酷なことを言っているのかもしれない。殺すことが救いだと、今まで信じて生きてきた人に、変わってほしいという願いを押し付けることは。
それでもいつか、この人の腕が、殺すことではなく守るために振るわれるのなら。
そうしていつか、その心が優しさだけで守られるのなら。
(わたし、なんでもする)
ああ、とアルトラシオンの腕の中で、ステラシアは息を吐く。
そうか、と気がついて、ふふっと笑った。
(そっかぁ……わたし、アルト様が……好き)
この不器用で脆くて、優しい人のそばに、ずっといたいと、思ってしまった。
(師匠……ごめんなさい。探すけど……もう少し、待っててね)
ゆっくりと、髪を撫でる手の温かさに、うっとりと目を閉じて、ステラシアは少しの幸福を感じながら、意識を沈ませていった。
なにせ、夜明けが近かったもので。もう、眠気が限界だったのだ。
完全に闇に落ちる寸前、唇に温かく柔らかなものが触れて、彼女はゆっくりと口元を綻ばせた。
「ありがとう、ステラ。……おやすみ」
四章終わらせられました。
奴ら勝手に動き回るから、どんどん増える!文字が!
次は別の4章を書きに行くので、しばらくおやすみ。




