聖なる星の乙女と予言の王子
森で静かに暮らしていた少女は、ある日、魔獣に襲われる。
助けてくれたのは、「国を滅ぼす」と予言された王子だった。
淡い金髪に銀が混ざった紫の瞳。甘い顔立ちは寄せられた眉のせいで少しだけ近寄り難く。大きすぎる「魔力」と「星の力」を持つポーラリア星王国の第一王子。
問答無用で王子の側仕えにさせられた少女は、憮然としながらも、使用人とは言い難い待遇によって快適な生活を送ることになる――って、それはちょっとおかしくない?
側仕え期間は1年。目標は王子様を満足させること。報酬はたったひとりの家族である“師匠”の捜索。条件は朝晩の身支度と公式の場へのパートナーとしての出席。
そして、失敗は――無期限の期間延長。
「死にそうになっているのなら、殺してやるのが『愛』なんだろう?」
「殿下、ハッキリ言いますけど、そんなものは絶対に『愛』じゃないです」
「なら『愛』とやらがなんなのか、側仕えのおまえが教えてくれ。なぁ、ステラ」
「え――? えぇぇ、とぉ……」
ふたりは徐々に惹かれ合っていくけれど……。
わたしにはなにも無い。だから師匠さえいればそれでよかった。それでよかった――はずだったのに。
「俺が助けたいと思ったのは、ステラシア――おまえだけなんだ」
助けてくれたのは、「国を滅ぼす」と予言された王子だった。
淡い金髪に銀が混ざった紫の瞳。甘い顔立ちは寄せられた眉のせいで少しだけ近寄り難く。大きすぎる「魔力」と「星の力」を持つポーラリア星王国の第一王子。
問答無用で王子の側仕えにさせられた少女は、憮然としながらも、使用人とは言い難い待遇によって快適な生活を送ることになる――って、それはちょっとおかしくない?
側仕え期間は1年。目標は王子様を満足させること。報酬はたったひとりの家族である“師匠”の捜索。条件は朝晩の身支度と公式の場へのパートナーとしての出席。
そして、失敗は――無期限の期間延長。
「死にそうになっているのなら、殺してやるのが『愛』なんだろう?」
「殿下、ハッキリ言いますけど、そんなものは絶対に『愛』じゃないです」
「なら『愛』とやらがなんなのか、側仕えのおまえが教えてくれ。なぁ、ステラ」
「え――? えぇぇ、とぉ……」
ふたりは徐々に惹かれ合っていくけれど……。
わたしにはなにも無い。だから師匠さえいればそれでよかった。それでよかった――はずだったのに。
「俺が助けたいと思ったのは、ステラシア――おまえだけなんだ」
0.
なんてことないふつうの日
2024/11/20 21:10
(改)
1.
星のない夜にふたりは出会った
2024/11/20 21:10
【Side:Alt】はじめて、だった
2024/11/20 21:10
その微笑みは危険物
2024/11/21 21:10
あなたの瞳は星空のようだ
2024/11/22 21:10
【Side:Alt】花は、なにがいいか
2024/11/23 21:10
ステラシアはやらかした
2024/11/24 21:10
マリンという侍女
2024/11/25 21:10
(改)
絶対に逃さない
2024/11/26 21:10
星の名を冠する貴族
2024/11/27 21:10
パートナーとしてともに
2024/11/28 21:10
2.
詰め込み式夜会準備
2024/11/29 21:10
(改)
よし、抜け出そう
2024/11/30 21:10
秘密だよ
2024/12/01 21:10
【Side:E&N】とある少年と白猫
2024/12/15 21:10
助けてくれたのは
2025/04/24 21:10
これ以上悔いることはないと思っていた①
2025/07/25 20:10
これ以上悔いることはないと思っていた②
2025/07/30 20:10
【Side:Alt】ステラか、魔獣か
2025/08/02 20:10
(改)
叱られました
2025/08/09 20:10
【Side:Cliff&Iain】次は、必ず護る
2025/08/16 20:10
星灯りの下でダンスを①
2025/08/20 20:10
星灯りの下でダンスを②
2025/08/24 20:10
3.
いざ、夜会へ!
2025/08/31 20:10