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詩集『詩の群れ』

『果てしない憂鬱を、信じること』・・・『詩の群れ』から

『果てしない憂鬱を、信じること』・・・『詩の群れ』から



律するということは、自己を果てしない憂鬱へと連れて行く様だな、だろうだ。


そうなんだ、しかし、それは、邪悪ではない。



我々だって、足踏みをして、乱歩へと足を伸ばそうそうとしているからね。


確かにね、ただ、問題は複雑で、憂鬱の果てには、憂鬱はないだろう?



え?


だろ、果てしない憂鬱があったとしても、憂鬱の先には、憂鬱はないんだ、それを信じろよ。



そうか、俺もお前も、憂鬱が続くとばかり信じ込んでいたんだな、だろうだ。


そうだよ、憂鬱の終焉を信じれば、今の憂鬱など、知れたことさ、だろうだ。

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