表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
猫を追いかけて  作者: 神戸うりこ
1/1

依子とうわさ話

 下校途中に猫を見た、そういうことってよくあるんじゃないだろうか。

黒、白、ぶち、トラ。猫のたまり場に出会うこともあるし、あんまりよくないけど、猫に餌やってる祖母さんとか、給食の牛乳を子猫にやってる不良中学生に出会うこともある。


 猫の道っていうものがあるらしいって聞いたのは、中学に二年の春のことだった。クラスで、目立つ方の女の子の前田さんが、グループの子たちと話しているのをたまたま耳に挟んだのだ。残念なことに私にはクラスに気の置けない仲と呼べるような友達はいないから、誰とも共有することはなく、今日にいたる。


 私は本を読んでいて、少し離れたところに座っていた。猫の道って何のことなのだろうか。ぼんやり、そんなことを考えていた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ