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鳥かごの鍵  作者: 田中らら
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嘘つき女

私は野菜を切りながら、

返信の内容を考えていた。


お風呂が沸き私は湯舟に浸かりながら、

まだ返信の内容を考えていた。


お風呂の時計を見ると、

メールが来て40分は過ぎていた。

私はお風呂から出て「月」にメールをする。


「こんばんは、仕事お疲れさま、今日は暑かったね。

昨日は友達が泊まりに来たからバタバタしてました。

私は今、夜ごはん作ってました、月は何してるの?」


色々考えて出来た文がこれ、

全く文才がない。


返事はすぐに帰って来た。


「俺はコンビニ弁当食べてた!手作りいいな。

料理は良く作るの?」


「うん、時間がある時は作ってる。」


私は肉と野菜を炒めながら返信をする。


彼とのメールは止まらなかった。

私たち何往復もメールをした。

私はご飯を作り終えて、

ご飯を食べながらもメールをしていた。

まるで昔からの知り合いのように話しが尽きなかった。


こんな楽しい時間はいつ以来かな?と

昔を思い出そうとしてクラっとめまいがした。


私はご飯を食べ終え、片付けが終わっても、

まだメールしていた。

お互いのプライベートには一切ふれないで、

コンビニの新商品やお気に入りのYouTubeなど、

の話しをしていた。


そして時計をみると、

3時間近くメールをしていた。

明日も仕事なのでおやすみとメールすると、

「おやすみ、また明日 」と返信が来た。

明日も話せる。


私は「月」のこんな一言で幸せな気分になった。


部屋の明かりを消してベッドに入ると、

彼から電話が来た、


「もしもし、寝てた?」


「うん、今寝るところ。どうしたの?」


「用事は無いけど何してるかなと思って。」


「撮りだめてたドラマ見てた。

今回のドラマはあんまり面白くないよね。」


私は平気で嘘が付ける女になっていた。

私は彼と少し話してスマホを切った。

私の中の罪悪感は少し消えたいた。


つづく

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