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鳥かごの鍵  作者: 田中らら
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罪悪感

私は顔を洗い冷静になった、


「私何してるんだろ!彼がいるのに!」


と大きな声で独り言を言って洗濯を始めた。


お休みの日はいつもシーツを洗濯する。

私は洗濯を終え、ベランダにシーツを干して、

「月」からのメールに返信するか考えていた。


このままメールを続けていいのかな?

彼を裏切っている訳じゃないし、

男友達とメールしているだけだもん!

悪いことはしていない!

と自分に言い聞かせる、

でもなぜか心の中には罪悪感がある。


彼がもし私以外の女の人とメールのやりとりをしていたら、

私はきっと良い気分ではない。


私は彼を裏切っているの?


家にいても、もやもやするだけなので、

私は買い物に行くことにした。


近所のスーパーでパンや洗剤など足りない物を買いに行く。

平日の昼間のスーパーは年配の女性や主婦が多い。


買い物をしていると彼からLINEが来た、

「今夜こそ仕事が早く終わるから家に行っていい?」

「うん、いいよ、今、買い物に来てるから夜ごはん何か作ろうか?」


罪悪感があるからなのか、

彼にいつもより優しくしている自分がいる。


「ありがとう、でもいいよ面倒でしょ?

お弁当買って6時に家に行くよ。」


「わかった、ありがとう、楽しみにしてる。」


私は返信をして、お弁当だけじゃ寂しいと思い、

サラダでも作ろうと、

野菜とトマトと生ハムを買った。

買い物を終えて家に帰り、

部屋の掃除をして彼を待つ。


私は彼が来る前に「月」にメールを送った。


「昨日は寝ちゃったみたいでごめん!

ぜひまたお話ししたいな 星より」


メッセージを送ったあと私はまた罪悪感を感じた。

私は綺麗になった部屋から外を眺めていた、

お隣の大きな白い家の奥さんが庭の木に水をあげている。

庭にあるカラフルな風車がくるくる回っていた。

私はしばらくの間それを見ていた。


彼は6時少し過ぎに家に来た、

「このお弁当人気があるんだって、会社の女の子が言ってたから、

買ってみた!」

彼は笑顔でお弁当を見せて来た。


「わ~おいしそう!ありがとう。

そーそー、サラダ作ったんだ、食べるでしょ?」


「うん、食べる。

ねー何かいいことあったの?」


「えっなんで?」


「なんか楽しそうだから!」


「いつもと同じだよ。」


彼は勘が良い。


私の些細な変化に良く気が付く。


「さっ!お弁当食べよう、

お腹すいちゃったよ。ワインもあるよ。」


話しをはぐらかすようにワインを開けた。

私達はワインを飲みながらお弁当とサラダを食べた。


つづく

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