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鳥かごの鍵  作者: 田中らら
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告白

「ごめん、ここまで来ちゃって、

でも連絡ないから不安で…」


なつが驚いている、そりゃ驚くよね。


私と月の顔を交互の見ている。


「二人で話せるかな?」

月が聞いて来た。


私は彼がどこかで見ているかもしれないと思い、


「なつごめん詳しい話しは明日する、今日は帰るね。」


そう言って私は月の手を引っ張って走り出した。


走るなんて久振り、

でも彼が見ていたら大変、逃げないと。


私は必死だった。


少し走ると頭がくらくらした、

何も食べていないから?

寝不足だから?

原因はわからない。

私は全力で走った、


すると、急に目の前が暗くなり、


私の意識は無くなった。

「大丈夫?」という月の声で目が覚めた。


気が付くと私は自分のベッドで寝ていた、


私が起き上がると、

ベッドの横に月が座っていた。


「えっ?私どうして家にいるの?

どうやって帰って来たの?」


私は月に聞いた。

「急に倒れたからタクシーで帰って来たんだよ。」


月が私の手を見ている。

「そのケガどうしたの?

なんで最近連絡くれないの?この前、俺何かした?」


「違うの色々あって…」


私は彼と目が合わせられない。

「俺に話せないこと?

力になれるかもしれないから話してよ。」


私は涙が止まらなかった、

月は私を優しく抱きしめた。


もう隠しきれない。


私はゆっくり彼のことを話した。

月は黙って聞いてくれた。

「ごめんなさい、彼がいることなかなか言えなくて…

彼と別れたいの、

でも今の彼は何も話しを聞いてくれないと思う、

もう少し彼が落ち着いたら話そうと思ってるの…」


「わかった、俺から彼に話してもいいけど、

そんなことしたら逆効果になりそうだよな…

力になれなくて、ごめん。」


「ううん、今の彼に何話しても無駄だから、

気持ちだけでもうれしい、ありがとう。」


私は月の顔を見ると、


月は私にキスをして来た。


「あっごめん!」


月は照れていた、


「彼を説得出来たら、付き合ってほしい。

まだ出会ったばかりだけど星が好きなんだ!」


「うん、私も月が好き。」


私は嬉しかった、

このまま時が止まればいいと思った。


「コーヒーでも入れるね。」


「いいよ、まだ寝てなよ!」


「私が飲みたいの。」


私は立ち上がった、まだくらくらする、

私は洗面所で泣きはらした顔を軽く洗った。


顔を拭きながら、

なんで月はここの住所がわかったのか?

部屋の鍵はどうやって開けたのか?

不思議に思った、

そして、私が部屋に戻ると月はいなかった。


「どこに行ったの?」


私はそう言って振り向くとそこには、


彼が立っていた。


つづく

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