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鳥かごの鍵  作者: 田中らら
21/33

現実

私達は軽くご飯を食べて、

ゆっくりコーヒーを飲んだ。


「今日は本当に楽しかった、

私の好みのお店色々調べてくれてありがとう、

全部が私の好みでビックリしたよ。」


「喜んでもらえて良かった。また会えるかな?」


「うん、もちろん。またランチしよう。」


私が言うと、月は嬉しそうに笑った。


時計を見ると20時を過ぎていた。

私達はお店を出て、駅に向かった。


「明日仕事でしょ?明日俺の働いてるカフェにランチに来たら?」


「えっいいの?」


「もちろん。友達と来なよ?」


「うん、じゃ明日なつを誘って見る。」


あっと言う間に駅に着いた、

楽しい時間は早く過ぎてしまう。


私は上り電車で、月は下りの電車だった、

月は私の乗る電車のホームまで送ってくれた、

私が電車に乗ると、月は頭をポンポンとして、

「明日ね」と言った。

「うん明日」

電車の扉が閉まる。

私は月が見えなくなるまで手を振った。


私は席に座り、

幸せを噛みしめていた。

私と月が知り合いだって知ったら、

なつびっくりするだろうな。

私は電車の中で1人で微笑んでいた。


家に帰ると家の前に人が立っているのが見えた。

私はゆっくり家に近づくと、

それは彼だった。


「おかえり」


彼が笑顔で私に近づいて来た。


「どーしたの?連絡くれた?」


私はスマホを見たがLINEは入って無かった。


「突然じゃ迷惑だった?」


「迷惑じゃないけど、びっくりするでしょ?」


「中で少し話さない?」


彼が家を指さし聞いてきた、


「うん、いいよ、私も話しがあるから。」


私は彼に別れ話しをしようと心に決めた。


つづく

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