確信
えっ??
イケメン店員くん?
確か今日のお昼、
イケメン店員くんもロコモコ丼買ってたよね…
まさかね…
うそでしょ?
こんなことあるの?
私は狭い部屋の中をぐるぐる歩き回った。
あっ!返信しないと!
「今流行ってるよね、おいしそう!」
こんな短い文を打つのがやっとだった。
「おいしかったよ!
明日は休みで、友達と朝から釣りに行くから、
今日はもう寝るね、おやすみ。」
「そーなんだ、楽しんで来てね。おやすみ。」
私は返信をしてスマホを机に置いて、
ベッドに横になった。
まだ状況が読めていない。
「月」がイケメン店員くん?
まさか!
私は状況が飲み込めないまま眠りに落ちた。
気が付くと朝になっていた。
「人間ってどんな時でも寝れるのね!」と独り言をいいながら。
ベッドから起き上がる。
私はコーヒーを飲みながら、
考えていた。
イケメン店員くんが月なの?
今日、月は釣りに行くと書いてあった、
もしイケメン店員くんが月ならカフェを休むってことだよね!
今日のお昼にイケメン店員くんがカフェにいたら、
イケメン店員くん=月じゃないってことだよね。
私はお昼に確かめに行くことにした。
お昼になり病院を出ようとすると、
なつが「お昼どこ行くの?」と聞いてきた。
なつには内緒でこっそりカフェの店内を覗いて見ようと思っていたけど、
なつが一緒のほうがいいと思い、「この前のカフェ」と言うと、
「私も行く!すぐに着替えるから待ってて」と言って、
更衣室に向かった。
なつって単純。
私達はカフェに行った、
店内はこの前より混んでいた。
私もなつもイケメン店員くんを探した。
でもいなかった。
「2名さまご案内します。」と女性の店員さんが案内してくれた。
なつが「いつもいるイケメンの店員さん今日はお休みですか?」と
女性店員に聞いていた。
聞くなんてスゴイ!
なつは本当は50歳ぐらいのおばちゃんなのかもしれないと私は思った。
「イケメン?月島くんのことかな?
今日はお休みです。」
「そーなんだ残念。」となつががっかりしていた。
「イケメン店員くんって月島って言うんだね。」
と名前がわかりなつが嬉しそうにしている。
月島…「月」
やっぱり月はこのお店のイケメン店員くんなんだ。
私の中の疑惑は確信に変わっていた。
つづく




