運命
午後の診察もいつも通り終わり、
私は家に帰る。
なぜか心は重かった。
彼のことを考えると心が重くなった。
私は彼を裏切っている…
でも気持ちを抑えることが出来なかった。
家に帰ってご飯を食べてお風呂に入る、
今日は月からメールが来ない。
自分からメールするか迷っていた。
「もうメールはしない」
そう決断出来たら、楽になれるのに、
私は意志が弱い人間だ…
10時過ぎに「月」からメールが来た。
「今日もお疲れ、
暑いからアイス買って来た!
抹茶味のアイスおいしい!」
彼からのメールが嬉しかった、
今の私の一番の癒しは彼とメールすることだった。
「こんばんは、お仕事お疲れさま。
抹茶が好きなんだ、私も好きだよ。
おいしいものって食べると幸せになれるよね。」
すぐに返事が来た。
「うん、わかる!
今日のお昼は今人気のロコモコ丼食べたんだ!」
そしてまたすぐにメールが来た。
月から始めて写真が送られて来た。
その写真はロコモコ丼の写真だった。
それは私が今日のお昼になつと食べたロコモコ丼と同じ物だった。
私は写真を見て固まった、月も今日のお昼に同じロコモコ丼食べたの?
そして写真を拡大すると、ロコモコ丼を持ち上げている手が映っていた、
その腕には見覚えのあるブレスレットがしてある、
私は「あーー!」と大きな声で叫んだ!
そのブレスレットは、
イケメン店員くんのブレスレットと同じだった!
つづく