課題報告書
これは物語ではなくて、前の話でエイドたちが書いた報告書です。バモン教官に提出する物です。それぞれの性格を感じていただけば嬉しいです。
課題報告書
ジズクラス ニアース班
班長 ニアース・レミ
【報告書】
私のアースオブリヴァイアの能力でポルムアイが獅子の額、背中、腹の内側、尻隠の部分の合わせて4つあること、頭部だけになっても息をしていたことなどは全て見えていました。
あのドミーはカイン・ビレントが囮だと分かり、エイド・レリフの背後からの攻撃に気がつきました。また、彼に気がついた後も攻撃をせずにその場から回避し、手薄になった私を攻撃することを選びました。
あの短時間でこのような判断をすると言うことは、とても優秀な指示を出す存在がいたのだと思います。そうです、脳から指示出してドミーを操っているポルムです。ポルムこそが今までのドミーとは違いました。
ポルムアイが4つあったことから、あのライオンに寄生したポルムは何か変わっているのだと思います。
ジズクラス ニアース班所属
エイド・レリフ
【ライオンのドミーが今までのドミーと違った理由】
あのライオンは今までのドミーと違い、僕たちの行動を考えたりと頭を使っているようでした。ドミーは暴れまわるだけの生き物と聞いていましたが、あのドミーは確かに考えていました。
考えるということは脳を使ったのだと思います。
ですから脳にいるポルムが賢くなったのだと僕は予想します。
ジスクラス ニアース班所属
ビレント・カイン
ライオンのドミーが今までと違った理由
あのライオンはとにかく強かったです。特に力がすごかったです。俺の斧に噛み付いたのは本当にビックリしました。何といっても後ろから斬りかかろうとしたエイドに気がついたのが一番驚きました。今までのドミーにはそんなことできません。だから多分、背中に目があったんだと思います。