湖の騎士
〜まお視点〜
移動されて来たのは庭園らしき場所。庭は広く中心は芝になっていて、周りは低木や花に囲まれている。植物の配置は綺麗に整理され、どこの花も枯れずに管理されている。
カシャ
金属が擦れるような音にびっくりして少し身体を揺らすと、肩に手を乗せられた。
???「青髪で見かけない女性…あなたはマーリン様の言っていたお方ですね…!」
まお「え、あっ、はい…?」
後ろに振り返ると、そこには金髪で若い、20代くらいの鎧を着た男性が居た。
???「あ、これは失礼しました!驚かせてしまいましたか?私はランスロット。円卓の騎士の一人で、あなたの訓練をマーリン様に頼まれた者です。」
ランスロット…たまに聞く名前だ
まお「あ、マーリンさんの言っていた人…!はじめまして、まおです!」
ランスロット「まお様…珍しい名前ですね、素晴らしい。剣を使った経験はありますか?」
まお「ないです…」
ランスロット「と言う事は自前の剣もまだですよね…?ダミー剣で練習するので大丈夫ですが、何故剣の練習を…?」
と質問されて剣を差し出された。質問に答えざるを得ない…
まお「自分もよくわからんのですが、まo…マーリンさんに言われて。」
ランスロット「なるほど…あの方は謎で覆い隠されてますからね。彼の意図はよくわからない物ですね」
まあ、私にはわかるけど
ランスロット「この様な話を続けていても良いのですが、これから1週間、練習です。早速始めましょう!客室が用意されているので、夕食が終わった頃に紹介しますね。まずは剣を構えてください」
まって、もう少しそこをもう少し詳しく聞きたいんだけど…とりあえずダミー剣を握る。ダミーなのに意外と重くてしっかりしている。これ何が正解なの…?
ランスロット「…そうですね、かなり基礎から叩き直す必要がありますね…」
まお「まじか」
〜〜
この体制辛い…
ランスロット「騎士はまず体制がなっていないと始まりません、自分を守れる姿勢を保つ事が大事です。馬に乗るとなると尚更ですね。」
まお「そうなんですか…」
ランスロット「今から動きを十個ほど見せます。これを2日で覚えて自然と身体が反応出来るようにしましょう。普通は鎧を着るものですが…マーリン様はいらないとおっしゃっていたので…」
まじかよ。この人紳士だと思ったけど超厳しいかもしれない…
ランスロット「時間が余れば言葉遣いも直していきましょう」
まお「それは無理です!!」
今回はまおさん!ランスロットのランスって、武器じゃなく湖を指すって知っていましたか?自分は最近知りましたwと言う余談ですwまた次回っ!