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70過ぎれば死ぬのが楽しみ。。(私の人生考察瞑想ノートより)

作者: 舜風人

人間70才も過ぎれば、、

大体の人が「死亡適齢期」?ですよね?

いつ死んだっておかしくないというか、、

もう十分でしょ?という

「死亡適齢期」なのでしょう。

まあ人間頭の中では「人はすべて死す」とは理解してはいても

いざ自分が、死ぬという場面に遭遇すると

「俺って死ぬ存在だったんだなあ」と改めて痛感するしかないというものでしょう。

若い人ならいざ知らず、50年から生きてくれば死はそうそう縁遠い話でもなくなりますからね。

まして、60年、、70年から生きてくれば死はもうお友達状態ですよね?

体も相当ガタがきてますし、長年の酷使に耐えてきたこの体もさすがに

70年も使ってくれば相当悲鳴を上げてるというのが実体でしょう。

個人差はあるがそれでも全く健康という70代老人はいないでしょう。

どこかしら「ガタ」が来てる。

それが事態です。

そうして、、

人間70才も過ぎればもういつ死んでもおかしくないという年代です。

もうこれ以後は、、遅いか早いかほんの、僅差しかないです。

そうです

70過ぎればもうこれから生きることに執着するよりか

死ぬ楽しみ?の方へ舵を切るしかないのでしょうね。

だってそうでしょ?

70過ぎた人にこれからいかに積極的に生きるか、、なんて言っても

もう遅いでしょう。

30歳とか40歳なら

これから一花咲かせてみようかという野心も大いに結構でしょうが

70過ぎて(個人差はあるにしても)さあこれから

一花咲かせようって言ったところで、

心臓バクバク

足はフラフラ

ちょっと歩けばめまいが襲い

くしゃみしただけで尿漏れですよ。

持病薬を毎日10錠も飲んでいて

え?

これからどのように一花咲かせるっていうんですか?

ムリでしょ?

もうこの先何があるというのですか?

心ときめく恋?

胸躍る大冒険?

そんなものあるはずもないでしょ?

あるのはただひたすら老いの坂を転げ落ちていくだけですよ。

ますますよろけて

ますます目が回って

ますます耳が遠くなって

ますます息をするのさえしんどくなって

そうして老いの坂をまろびながら、、転がり落ちていくのみです。

そうしてだんだんと

生きるのが面倒になってきて

飯を食べるのもどうでもよくなって

何を見てもつまらなくなり

何もしたいとも思わなくなり、、

私の母のように、

「お父さん、早くお迎えに来てくださいよ。早くあちらに行きたいですよ、南無阿弥陀仏」

と、仏壇に向かって拝むだけの日課になるんですよ。

そうです

死ぬだけが楽しみ?というか

あちらの世界に行くだけが生きがい?になるんですよ。

だって肉体は老い衰えてぼろぼろだし、、

目も耳も霞んで、、もう生きる楽しみなんかまったくないんですから。

死んだほうがマシなんですよ。

70過ぎても極少数のお元気老人というのもいますが

それは少数派ですよ。物珍しいからマスコミに取り上げれてたりして

80歳の大学生とか、

78歳の現役サラリーマンとか

脚光を浴びますが、それって裏を返せば、、とても珍しいということでしょ?

多くの、、というか大多数の70歳過ぎの老人は

寝たきりであったり

身体不随であったり

認知症であったり

持病で自宅療養であったり

そこまで行かなくても

少し動けば心臓バクバク、、足元よろよろ、で

自宅で半ひきこもり?生活してるのが関の山でしょう。

そういう老人ががおそらく、80パーセントでしょう。

イヤ90パーセントでしょう?

そしてたかだか10パーセントのごく少数派の元気老人が

さも、70代老人の代表でもあるかのようなマスコミの

もてはやしで?世間に老人は元気?という誤ったメッセージを送り続けてるんですよ。

某新聞社の30年にわたるニセ記事?みたいなものですよね?

70過ぎたら、、ほとんどの老人は相当ガタが来ていて

日常生活に何らかの支障があるってのが実態でしょうね。

全く元気な老人なんて絵に書いた餅にすぎません。

そうして現実の老人は

生よりもすぐそこまで来ている死のほうに舵を切ったとしても誰も責められますまい。

70過ぎたら死ぬのが楽しみ、

それがいいつわらざる老人マインドなのでしょうね。











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