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第19わん 白浜姉妹×精霊姉妹

こちらは一度土日に投稿した部分の結合になります。会話と服装描写が一部加筆されてますがストーリーに変更はありません。


 今日も今日とて太陽が気力全開で熱波を放つ夏休み三日目の朝。


 僕は自室のベッドで惰眠を貪っていた。




 前日は凛姉の仕事も休みだったのだが、朝食後の開口一番。


「ゆーちゃんとさっちゃんの服を買いに行くわよ!」


 との鶴の一声により、この日の僕の予定は女の子のお買物タイム付き添いが確定した。

 駅裏にあるWW(ウォーターウォーク)という色々なお店が集まっている地元では大きな買物スポット行きが決定し、巫子服美幼女二人を連れて周りからの多数の好奇の視線を引き連れながらの姦しいお買物に付き合ったのだが・・・。


 服飾店では女性店員(スタッフ)さんを巻き込んでの着せ替えタイム&お披露目タイムでお客様を集め、食料品売場では試食提供のおばちゃん店員にあれもこれもと餌付け・・・もとい可愛がられ、その非常に美味しいそうにもぐもぐと食べる二人の姿に心の琴線を刺激された買物に来ていた奥様方に熱烈に囲まれ(この日試食に並べられた商品の売上がエライ伸びたそうな・・・)、行く先々で意図してないのに人を集める事態になってその度に騒ぎの収拾をするのに非常に疲れたのだった。

 その後、二人を連れて大垣城など近所の案内がてらの散策をして帰ってきた時には夕方を過ぎており、リリーさんの散歩の後に夕食を食べてお風呂に入り、夜はリビングでリリーさんを交えた凛姉の欲望全開自重なし提案による王様ゲーム騒動を経て心身ともに疲れ果てた僕は、ベッドに突っ伏したのだった。



 そんな二日目を過ごして迎える本日、凛姉はリリーさんの散歩後に朝から雑誌の撮影(モデル)のお仕事へ。

 その予定を知っていた事により、昨日の疲れを癒す理由付けでの夏休み特有の惰眠を貪る事が可能な状況を想定していた僕は、完全に油断していた。


「ピンポーン」


 来客を告げるチャイムの音が聞こえたが、半覚醒状態の頭で宅配便か何かかなぁ、面倒だなぁ等と考えていたのだが、少しの間をおいて聞こえてきた黄色い悲鳴により一気に思考が覚醒した。


「いー兄おっはよ〜・・・ってきゃあああっ!きゃっ、きゃっ、きゃわゆい〜。何このかっわいい子〜〜〜」


麗奈(れな)?いきなり何を叫んでるの?・・・・ってあら、かわいい・・・本当にかわいいわ!しかも双子?」


 お隣りさん()の幼馴染み姉妹の麗奈の嬌声と里桜(りお)の声を知覚した僕は、慌てて部屋を飛び出すと玄関へと向かうのだった。




 玄関へと転がり着いた僕が見たのは、嬌声を上げながら宥月(ゆうづき)を正面から全力ハグ中の麗奈(れな)としゃがんで目線を嗄月の高さに合わせつつ優しい笑顔で頭を撫でる里桜(りお)の姿だった。

 前日に教えた「チャイムは来客の合図」という事柄をしっかり覚えていた二人は、ちゃんと玄関にお出迎えにでて図らずも白浜姉妹との邂逅を果たしてしまったようだ。

 と、こちらに気付いた麗奈がもの凄い笑顔で挨拶をする。


「あ、いー兄だ〜、おはよう。ねぇねぇ、この子達は何?どうしたの?かわゆすぎなんですけど〜。くふ〜、お持ち帰りしていいかなぁ?」


「あぁ・・・おはよう麗奈。そして少し落ち着こうか、驚いて宥月が固まっているでしょう」


 名前が同じ読みの、某村キャラと被る言動は自重しなさいと心の中でツッコミつつたしなめる。

 ちなみに、白浜姉妹に現在進行形で確保されている宥月と嗄月の頭部とお尻に獣耳尻尾は現在(いま)はない。

 前日の買物前に凛姉も交えて話を聞いてみると、「自分の意思で見えなくする事は可能」との事だったので、家族以外の人に会う際はそうして貰う運びになったからだ。

 服装も巫子服ではなく、昨日購入したばかりの服を着ている。

 宥月は薄い青色の胸元に小さなリボンがアクセントについた、フリルのワンピース。

 嗄月は白いドット柄の入ったフリルキャミソールに、ロールアップデニム姿。


「おはよういっくん。びっくりしたわ。突然見たことのない可愛いい女の子に出迎えられるんだもの」


 嗄月の頭からひょいと顔を覗かせて、左手をひらひらと振る里桜からも声を掛けられた。右手は相変わらずしっかりと嗄月を撫でている。


「おはよう里桜ね・・・里桜」


 姉とつけようとして、里桜の笑顔が笑顔のままで温度が下がった感覚を受けたので呼び捨てに言い直す。

 どうしたものやらと考えていると、白浜姉妹とのやり取りでこちらに気付いた悪気は欠片もない幼女精霊からのN〇爆雷が投下された。


「「主様(・・)おはようございます(なの)」」


「お・・・おはよう二人とも・・・」


 挨拶を返しつつも、内心ではエマージェンシーで埋めつくされたモニターの警報画像を眺めるリ〇コさん的な心象風景をつくりつつ高速で思考を巡らす僕。


(あるじ)?」


「様?」


 姉妹で小首を傾げて問題の単語に揃って疑問符を浮かべる麗奈と里桜。

 朝から困難なミッションを前にした僕は乾いた笑いを漏らしつつ突破口(かいとう)を探すのだった・・・・・・・。





お読みいただきありがとうございます。

評価入れて頂いたかたありがとうございます。モチベーションがあがります(^O^)/

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