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第ニ話 魔王旅立ち


「コンコン―ーーーーーーマギル様―――起きてください、朝ですよ。」

 アーシャがドアをノックしてマギルを起こしにきた。

「んん、……アーシャか…おはよう。」 

 マギルが眠そうにしながらも身体を起こす。

 

「マギル様、開発係のレイシアさんがお呼びですよ。」

「レイシアか?わかった、すぐ行くよ…それより何か食う物はないか?腹がへった。」

「それならばコチラをどうぞ。」

 

 アーシャがポケットからカ○リーメイトを取り出し、マギルに渡す。

 

マギルはそれを受け取りまたこれか…と言いつつもそれを食べる。


「んじゃ、そろそろレイシアの所に行くか。」

「はい」

 そう言うとマギルとアーシャはレイシアが待つマギル専門開発室に向かって歩き出した。

 

 

―――――――――――― 

 

開発室に行く途中、少女が一人コッチを見ながら待ち伏せしていた。

 

「……マギル様…」

 

「お、べリアか…どうしたんだ?」

 

 べリアはマギルな戦闘教育係であり、常に刀を腰にぶら下げている。

 

「……レイシアの所に行くなら私も行く……」

 

それだけ言うと黙ってマギルの後をついてきた。

 

 

―――――――――――― 

 

そうしてしばらく歩くこと3分……開発室の前に着いた。

 

「レイシア、入るぞ」

 そう言ってマギル達3人は部屋に入った。


 すると3人の少女が部屋の中心に立っていた。


「あ、マギル様、待っていたわ。」

 

 彼女の名前はレイシアと言って、いろんな物を開発していて、偽魔王をマギルと一緒に開発したのも彼女である。

 

「おう、ほんで偽魔王の方はもう準備できてるのか?」

「はい、何時でも起動できます。」

 

 そう言って、レイシアは偽魔王が置いてある部屋の端の方をみた。

 

「そういえば、あれはどうやって動かすのですの?」 

 部屋に待っていたもう一人の少女、シェリーが疑問を声にした。

 

「あれはにせま『あれは偽魔王の心臓部分に大きな魔石が入っていて、それにマギル様が魔力を送る事によって起動するのです。』」 

「ミラ……ひどいわ…私が言いたかったのに……」

 

「さすがミラだな…情報が早いな……」

 

 レイシアの説明を中断させて、偽魔王の説明をした人物はミラと呼ばれていて、情報係である。

 

「それじゃ……旅の必需品を用意するか……アーシャ、万能バッグと3ギラ程頼む」

「わかりました。でも……たった3ギラでお足りになりますか?」

 

「ああ、大丈夫だ、足りなかったら向こうで貯めるか、金を届けるように頼むかもしれない。」

「それならば、よろしいです。」

 

 万能バッグとは非常食や、魔力回復グッズ、などなどが4次元のバッグに入っているのが万能バッグでマギルが10才の時にレイシアに作って貰った。

次にギラ。

この世界の貨幣は

小さい銅貨が日本円で10円

大きい銅貨が100円

小さい銀貨が500円

大きい銀貨が1000円

小さい金貨が1万円

大きい金貨が10万円である。

ギルは更に上のお金で1ギラ100万円である。

 

「後は……剣だな……」

 

「マギル様……これを……」

 マギルが剣をどうするか迷っているとべリアが赤と黒色の魔力でコーティングされた双剣を渡してきた。 

「これは……?」

 

「それは、先代の魔王様が使っていた武器ですけど、一回も使われずに倉入りした武器です。たぶんべリアはマギル様にその武器を使って欲しいのでしょう」

 

 口数が少ないべリアの代わりにミラが説明する。

 

「そうか……それならコレでいいや。」

 

マギルは両腰に一本ずつ双剣を差した。

 

「マギル様、必要な物をお持ちしましたよ」

 

 必要な物を取りに行ったアーシャが戻って来た。

 

「おお、サンキューな」

 

「いえいえ……後、マギル様、コレを飲み込んで下さい」

 アーシャが飴玉みたいな物を渡してきた。

「ゴク……それで、これはなんだったんだ?」

「これはレイシア様が開発した飴です。」

「レイシアの開発した飴?レイシア、コレはどういう効果があるんだ?」

 

 マギルがレイシアに問い掛ける。

 

「この飴を飲んだ者は魔力波長を合わせる事によって遠くに離れていても話す事ができます。」

 

「おお!それは便利だな〜」

「はい、マギル様が旅立つ決心をしてから3年の月日を掛けて開発しました。」

「俺の為にそこまで………本当にアリガトな。」

「お褒め頂き幸栄です」

 

「んじゃ、そろそろ行くわ……俺が魔力を偽魔王に込めたら俺がワープすると同時にこの部屋が爆発するようになってる……だからみんな部屋から出て行ってくれ……あ、あとこの魔王の事も頼んだぞ……頼りにできるのはお前達だけだ。」 

「「「「「はい」」」」」 

「んじゃ、行ってくる。」 

「「「「「行ってらっしゃい、マギル様」」」」」

 

 こうして俺は偽魔王に魔力を込めた……すると満杯になると同時に爆発音と共に世界が真っ暗になり、意識を失って行った。

レイシア

魔王の顔を知る5人の内の一人で開発係である。

よく、マギルといろんな物を開発している


べリア

魔王の顔を知る5人の内の一人で戦闘教育係である。その実力は………?

口数が極端にすくない


ミラ

魔王の顔を知る5人の内の一人で情報係である。

世界中の情報を集めて、マギルに伝えている。

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