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残響 廻る糸車編  作者: 馬鈴薯
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3話「邂逅」

轟音と共に目の前のバケモノが爆発四散する、爆発によって生じた土煙を切り裂き現れたのは巨大な「船」だった。


少年は何が起きたのか理解できなった、当然といえば当然であろう、自分の国があった山からろくに下りたこともない彼はこれほど巨大な物を見るのは初めてであり、なおかつそれがさも当たり前のように飛んでいたのだから、彼にとって空を飛ぶものとは鳥か虫ぐらいの事だった。

ヒュウウウゥゥゥゥン、、、と音を立てながら船が降下してきた、近づくにつれてその造形(ディティール)がよく見えるようになる。

(よく見ると変な形をしてる)

彼は思った、船の上だけでなく、船底部分にもゴテゴテといろんなものが装備されている。そしてやはり際立つのはその巨大さであろう、全長は優に200mを越し、全高は40m程、全幅は30mぐらいだろうか?統一性の無い塗装と、所々に不完全さを残した船はその巨体を少年の前に横たえた。

「君!大丈夫か!?」

船の上にぽつねんと装備されていたコクピットらしき所から1人の青年が出てきた。黒髪黒目の青年である、彼は船から降りながらそんな事を聞いてきたが、少年は呆然としたまま答えることは出来なかった。

(まぁ、当然と言えば当然か、状況と位置関係的に()()()の人間だろう、だとしたらこの子の家族も恐らく、、、)

黒髪の青年は即座に状況を分析し、この場での最適解を導き出した、即ち自分から名乗り、彼の敵では無いと伝えること。

「まぁそこまで固くならないでくれ、僕は君の敵ではないよ、僕の名前は「ハル」君と同じ()()だよ、君の名も教えて貰えると嬉しいんだが、、、」

そう言いながら少年の前に腰掛ける、数分の沈黙が流れる、ハルは待つことを知っていた。沈黙の終わり、不意に少年が口を開く。

「、、、ルカだ」

「え?」

「俺の名前、「チャルカ」だよ」

「「チャルカ」、、、良い名だ」

これが今後物語の歯車を回していく2人の出会いの全てだった。

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