Twitter小ネタまとめ
Twitter(torikaitai_yo)で上げていた小ネタのまとめです。
おつまみ程度に楽しんでいただければ。
すぐバレる
「ヤク、この腕はどうしたんだ?」
「ぐ、隠しておいたのに、ジンに袖を捲られてる……ちょっと擦りむきました」
「……怪しいな。おい、またどこかに迷い込んだのだろう?」
「ちょっとツツミは黙ってて!」
「…………ヤク?」
「あの、えっと、」
「はあ。目が離せなくなるから、なるべく慎んでくれ」
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ジンには言わないつもりだった
「薬師として薬草を採取しに行く時は、迷子にならないのか?」
「なるよ」
「なるのだな…………」
「ツツミはそう言うけど、でもなんとかなってるし。一昨日もね、」
「待て、ヤク。その話は聞いていないぞ?」
「え。ジン、いつからそこに……?」
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魅惑のビスケット
「わ……」
「鳥たちが荒れ狂ってるな……」
「ビスケットをあげただけなんだけど」
「欠片を得た鳥に、さらに別の鳥が向かっていくな……」
「うわ、つつき合ってビスケットが粉々に……」
「それをさらに小鳥が狙っているのか……」
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なんでも薬
「ヤクは以前、なんでも薬の成分を調べていたが、けっきょく何だったんだ?」
「え、…………うん、そうだね、調べたね」
「おい、あの薬のことはどうでもいいだろう」
「ツツミはあの薬が好きじゃないだけだろ」
「まあ…………すごい薬だと思うよ。成分は、……ちょっと説明が難しいかな」
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被験者
「シショー、今日はこれ食べてください!」
「おお、構わないぞ!……うん、うまいな」
「…………師匠の髪がさらつやストレートに」
「よし、成功!これはお嬢さんたちにウケるでしょ!」
「ははは、風に髪がなびくな」
「今度、街で売ってみよー」
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ちょっとうらやましかった
「……ちょっとうたた寝してる間に、膝の上のツツミがジンになってた」
「…………」
「え、腰に腕を巻き付けてくるってことは、ジン起きてるよね?」
「…………」
「……さらにぎゅうっとされた。ツツミ、これどういう状況?」
「わたしばかりがお前の膝の上に居るのは、納得がいかないそうだ」
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鳥との戦い
「鳥は、そんなにレミットの種が好きなのか?」
「大好物だね。畑に植えるとすぐ寄って来るよ」
「それは大変そうだ」
「種蒔きした翌朝に畑でちゅんちゅんやってる鳥を見た時は、さすがに頭にきて戦ったよね」
「戦ったのか……」
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フジエナディア収穫時
「おい、草など摘んでないでこれをどうにかしろ!」
「今は忙しい」
「馬鹿者!お前のせいでフジエナが荒れ狂っているのだろうが!」
「おっと。炎を吐くなら薬草が燃えないように気を付けてくれ」
「ぬぅ、お前ごと焼き払ってやろうか!」
「ははは。氷と炎が舞う中でも動じないとはすごい奴だなー」
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薬師の料理
「ヤク、魚を焼くのか?」
「ソウジさん。ツツミからリクエストがあったので」
「香草を乗せたら美味いんじゃないか」
「わ、ハバの葉ですか。……じゃあ、すり潰したカンガクの実も入れましょう!」
「お、さらに癖の強い香辛料を入れるとは、チャレンジャーだな。そういうの好きだぞ」
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ずっと気になってた
「ところでヤク、ラビーと出会った時に迷子になった話をまだ聞いていないが」
「え、もう終わったことだよ?」
「だけど、聞いていなかったしな」
「時効だよね、ツツミ!?」
「諦めろ」
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謎の薬
「新しい薬を作ったのか?」
「ううん、これはソウジさんからもらったやつ」
「ふうん。なんだか、桃色の蜜みたいで甘そうだな」
「うん、すごく甘い香りがする」
「何の薬なんだ?」
「それが分からなくて、すごく悔しい……」
この薬の正体は、6話にて!
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6話で、ジンがヤクのところへ行く前
「おい、ジン。ヤクにあの薬の研究をさせるのはあまり好ましくないぞ」
「ツツミ?」
「あれに似たものを以前に見たことがある。あれは男にしか効かない、その手の欲求を増幅させるものだ」
「は?」
「どうせソウジの悪戯だろう。あんなものをヤクに売らせるなよ。…………走って行ったか」
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夜の脱走
「……ジンか」
「ツツミ、こんな夜中にどこへ行くんだ?」
「チリのいないところだ」
「……チリが何かしたのか?」
「寝る前に一戦交えようと言われた」
「襲われたんだな……」
「今日はヤクの家で寝ることにする」
「待て」
「わたしはゆっくり寝たい。ではな」
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薬師局長と遭遇した後のツツミ
「局長さんは気に障ったんだね」
「ああ、お前を王都に誘う辺りが気に入らない」
「じゃあご機嫌ななめのツツミには、帰ったらブラッシングかな」
「む、悪くない提案だ」
「あと、何かお菓子作るから一緒に食べよう」
「りんごのものがいい」
「好きだもんね。私もツツミと一緒に食べるの好きだよ」
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夜鳴き
「ヤク、外で何か鳴いているが……」
「うん、畑のコロロ草。収穫期になると鳴くの。明日は収穫しないと」
「そうか、……っ、音を遮断するために胸元にもぐりこもうとしてるな?」
「んー……」
「寝ぼけてるな……ほら、これでいいだろう?」
「ん、温かいものに包まれた…………」
「寝たか」
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討伐先にて
「お、これは美味いな!」
「そうだな。この果物はこの地方の名産だそうだ」
「そうなのか。じゃあジンとヤクに買って帰るか」
「む。ヤクなら、なにか菓子にしてくれそうだな」
「ははは、楽しみだな」
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鳥との戦い2
「これね、街で話題の新商品、猛禽くん」
「猛禽くん……」
「畑に近付いた鳥に反応して、自動で猛禽類の鳴き声を出す道具。すごく効く」
「へえ」
「でも早朝にたたき起こされて、使うのやめたの」
「鳥は朝が早いからな……」
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師匠の武器
「シショーは剣を腰に差してるけど、本当に得意な武器は違うって本当ですか?」
「ん?剣も得意だぞ!」
「剣も?他にも得意があるってこと?」
「わたしが見たかぎり、こいつはなんでも使っていたな」
「ははは、ツツミの言う通り、使えない武器には出会ったことがないな。全部得意だ」
「えー?」
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春
「ねぇツツミ、神獣ってたくさんいるの?」
「どうだろうな……。神獣は……あまり外には出てこないものが、多いが……」
「ふうん、ツツミは珍しいのね」
「ふあ、……わたしは人間に憑いているからな……」
「じゃあさ、…………あれ、寝ちゃった?」
「ははは、撫でられて眠気を誘われたんだな」




