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薬師の日常  作者: 鳥飼泰
番外編
11/12

Twitter小ネタまとめ

Twitter(torikaitai_yo)で上げていた小ネタのまとめです。

おつまみ程度に楽しんでいただければ。

すぐバレる


「ヤク、この腕はどうしたんだ?」

「ぐ、隠しておいたのに、ジンに袖を捲られてる……ちょっと擦りむきました」

「……怪しいな。おい、またどこかに迷い込んだのだろう?」

「ちょっとツツミは黙ってて!」

「…………ヤク?」

「あの、えっと、」

「はあ。目が離せなくなるから、なるべく慎んでくれ」


********************

ジンには言わないつもりだった


「薬師として薬草を採取しに行く時は、迷子にならないのか?」

「なるよ」

「なるのだな…………」

「ツツミはそう言うけど、でもなんとかなってるし。一昨日もね、」

「待て、ヤク。その話は聞いていないぞ?」

「え。ジン、いつからそこに……?」


********************

魅惑のビスケット


「わ……」

「鳥たちが荒れ狂ってるな……」

「ビスケットをあげただけなんだけど」

「欠片を得た鳥に、さらに別の鳥が向かっていくな……」

「うわ、つつき合ってビスケットが粉々に……」

「それをさらに小鳥が狙っているのか……」


********************

なんでも薬


「ヤクは以前、なんでも薬の成分を調べていたが、けっきょく何だったんだ?」

「え、…………うん、そうだね、調べたね」

「おい、あの薬のことはどうでもいいだろう」

「ツツミはあの薬が好きじゃないだけだろ」

「まあ…………すごい薬だと思うよ。成分は、……ちょっと説明が難しいかな」


********************

被験者


「シショー、今日はこれ食べてください!」

「おお、構わないぞ!……うん、うまいな」

「…………師匠の髪がさらつやストレートに」

「よし、成功!これはお嬢さんたちにウケるでしょ!」

「ははは、風に髪がなびくな」

「今度、街で売ってみよー」


********************

ちょっとうらやましかった


「……ちょっとうたた寝してる間に、膝の上のツツミがジンになってた」

「…………」

「え、腰に腕を巻き付けてくるってことは、ジン起きてるよね?」

「…………」

「……さらにぎゅうっとされた。ツツミ、これどういう状況?」

「わたしばかりがお前の膝の上に居るのは、納得がいかないそうだ」


********************

鳥との戦い


「鳥は、そんなにレミットの種が好きなのか?」

「大好物だね。畑に植えるとすぐ寄って来るよ」

「それは大変そうだ」

「種蒔きした翌朝に畑でちゅんちゅんやってる鳥を見た時は、さすがに頭にきて戦ったよね」

「戦ったのか……」


********************

フジエナディア収穫時


「おい、草など摘んでないでこれをどうにかしろ!」

「今は忙しい」

「馬鹿者!お前のせいでフジエナが荒れ狂っているのだろうが!」

「おっと。炎を吐くなら薬草が燃えないように気を付けてくれ」

「ぬぅ、お前ごと焼き払ってやろうか!」


「ははは。氷と炎が舞う中でも動じないとはすごい奴だなー」


********************

薬師の料理


「ヤク、魚を焼くのか?」

「ソウジさん。ツツミからリクエストがあったので」

「香草を乗せたら美味いんじゃないか」

「わ、ハバの葉ですか。……じゃあ、すり潰したカンガクの実も入れましょう!」

「お、さらに癖の強い香辛料を入れるとは、チャレンジャーだな。そういうの好きだぞ」


********************

ずっと気になってた


「ところでヤク、ラビーと出会った時に迷子になった話をまだ聞いていないが」

「え、もう終わったことだよ?」

「だけど、聞いていなかったしな」

「時効だよね、ツツミ!?」

「諦めろ」


********************

謎の薬


「新しい薬を作ったのか?」

「ううん、これはソウジさんからもらったやつ」

「ふうん。なんだか、桃色の蜜みたいで甘そうだな」

「うん、すごく甘い香りがする」

「何の薬なんだ?」

「それが分からなくて、すごく悔しい……」


この薬の正体は、6話にて!


********************

6話で、ジンがヤクのところへ行く前


「おい、ジン。ヤクにあの薬の研究をさせるのはあまり好ましくないぞ」

「ツツミ?」

「あれに似たものを以前に見たことがある。あれは男にしか効かない、その手の欲求を増幅させるものだ」

「は?」

「どうせソウジの悪戯だろう。あんなものをヤクに売らせるなよ。…………走って行ったか」


********************

夜の脱走


「……ジンか」

「ツツミ、こんな夜中にどこへ行くんだ?」

「チリのいないところだ」

「……チリが何かしたのか?」

「寝る前に一戦交えようと言われた」

「襲われたんだな……」

「今日はヤクの家で寝ることにする」

「待て」

「わたしはゆっくり寝たい。ではな」


********************

薬師局長と遭遇した後のツツミ


「局長さんは気に障ったんだね」

「ああ、お前を王都に誘う辺りが気に入らない」

「じゃあご機嫌ななめのツツミには、帰ったらブラッシングかな」

「む、悪くない提案だ」

「あと、何かお菓子作るから一緒に食べよう」

「りんごのものがいい」

「好きだもんね。私もツツミと一緒に食べるの好きだよ」


********************

夜鳴き


「ヤク、外で何か鳴いているが……」

「うん、畑のコロロ草。収穫期になると鳴くの。明日は収穫しないと」

「そうか、……っ、音を遮断するために胸元にもぐりこもうとしてるな?」

「んー……」

「寝ぼけてるな……ほら、これでいいだろう?」

「ん、温かいものに包まれた…………」

「寝たか」


********************

討伐先にて


「お、これは美味いな!」

「そうだな。この果物はこの地方の名産だそうだ」

「そうなのか。じゃあジンとヤクに買って帰るか」

「む。ヤクなら、なにか菓子にしてくれそうだな」

「ははは、楽しみだな」


********************

鳥との戦い2


「これね、街で話題の新商品、猛禽くん」

「猛禽くん……」

「畑に近付いた鳥に反応して、自動で猛禽類の鳴き声を出す道具。すごく効く」

「へえ」

「でも早朝にたたき起こされて、使うのやめたの」

「鳥は朝が早いからな……」


********************

師匠の武器


「シショーは剣を腰に差してるけど、本当に得意な武器は違うって本当ですか?」

「ん?剣も得意だぞ!」

「剣も?他にも得意があるってこと?」

「わたしが見たかぎり、こいつはなんでも使っていたな」

「ははは、ツツミの言う通り、使えない武器には出会ったことがないな。全部得意だ」

「えー?」


********************


「ねぇツツミ、神獣ってたくさんいるの?」

「どうだろうな……。神獣は……あまり外には出てこないものが、多いが……」

「ふうん、ツツミは珍しいのね」

「ふあ、……わたしは人間に憑いているからな……」

「じゃあさ、…………あれ、寝ちゃった?」


「ははは、撫でられて眠気を誘われたんだな」


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