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例えばこんな物語  作者: りりょく
プロットというか書いてみた程度
9/20

地下へ

ようやく地下のさわりについた

2月8日18時頃間違えてた数値。改行数、誤字等を修正&加筆。本格的に整えるのは終わってからか?

 朧が一言を破るように伊藤が訪ねた

 「戦場ですか?」

 「時読みかの?」

 「ああ」

 おばあちゃんの合いの手にうなずき話し始める朧


 「今回は鬼と表現するが

  和真殿が生まれた時から見えにくくなっていた『時』が

  鬼に変わった事でより分かりにくくなった

  

  現状で見えているのは

  和真殿が力を暴走させ、最低この町を破壊する可能性が75%

  だが、暴走させないはずの25%にしてもこの町が何らかの被害にあう


  そして、力を暴走させる原因は

  力を使っても『時』が見えにくくなったことから考えても

  鬼同士の戦闘による可能性が高いだろう


  俺がこれより10日以内に死ぬ確率が、見える限りでも50%程度在るのだからな」


 と、朧はいったんしゃべり終える

 その言葉に対する反応はしばらく出てこなかったし

 正直何を言われてるのかさっぱりというのが感想だった

 呆けてる僕を置いて、最初に動いたのは山さんだった拳をテーブルにたたきつけると

 「この町に被害があるだと、どの程度の規模か分かれば俺が・・・」

 「悪いが、今の段階での確定要素が薄い、どこで何が起こってもおかしくない」

 「何時から何時までに起こるかわかれば避難訓令等と偽ってでも避難させれば?」

 「そうだな、被害が大きそうなのは今日から1週間前後だ」

 「お、ならその時に避難訓練として町から人を遠ざければ」

 「避難といっても地震、津波、事故によって規模、経路が変わります

  人を完全に移動させるなら不発弾の処理として動くのが妥当かと

  5日後辺りに見つかったことにして、処理に2-3日後で動くようにしましょう」

 「なら、こっちは被害場所や誘導の為の人員を等を提供しよう

  この町に災害があるというなら、儂が防いでやるわ」

 「とはいえ、『時』が和真殿が生まれた時ほど見えるわけじゃない」

 「不確定要因ですか、そのあたりは連絡を密にして乗り切れば

  警察庁、防衛庁にも連絡いれておきなさい」

 後半は部下に向けて伊藤が言うと、部下は携帯を取り出して電話を始める

 それを見た山さんも部下に

 「おい、5日後ぐらいから使えそうなテナントやゴルフ場をある程度キャンセルしてでも用意しておけ

  町の中じゃなく出来るだけ離れたところのを優先しろ」

 と手下に指示、それを受けて電話をかけ始める手下たち

 「そうなるとお山を開放する方が速いか

  爆弾が見つかった場所は工事現場の方がいいだろう

  たしか今系列で工事してる10か所のうち何か所かに、不発弾が埋まってたことにすればいいじゃろ」

 おばあちゃんがなんかノリノリでそう告げるとある程度の方針が決まっていった


 山の離れと神社の解放、自衛隊の協力、ログハウス等の準備避難場の候補の作成、工事現場の指定、人員の配置に避難誘導道路の確認、病院の確保等

 おばあちゃんに山さん、伊藤さんはかなり忙しく言い合いし

 次々と事項が3人で決まり、その確認を後ろのメンバーが補っていく

 

 「なんくるないさ-」

 周りが騒がしいのに、そう呟いてお茶を飲んでる神楽が印象的な1時間


 「もう少し詰めるために連絡を入れるから電話番はよろしく」

 「3日後までには計画書を立ち上げておきます。その際は此方に一度持ち込みます」

 「じゃあ、3日後頃に一度こっちで情報をまとめるかの」

 帰りかけの山さん、伊藤さんの発言におばあちゃんが見送りながらそう告げると

 部下の人たちが忙しそうに電話を掛けたりしながら車に乗って去っていく


 「完全に部外者だった」

 「何言ってるのよ、貴方が張本人でしょうが」

 僕のつぶやきにはお姉の鋭い突込みが返ってきた

 2人を見送った後離れに戻り、お手伝いさん達に指示を出してるおばあちゃんや、分かれてた4人とも合流する

 「お疲れ様」

 「お疲れ様です、お兄さま」

 「和真さん、今のうちにサイズを測っておきたいと、服関係の人たちが」

 夏と真那は軽く挨拶で終わった、駆け寄ってきた真那を抱き上げたかったが、別のところから来た春さんは僕を少し奥の部屋へと案内

 そこでメジャーを持ったお手伝いさん達に身長と胸囲等を3分程で測られる

 ちなみに身長は173㎝。ふふふ、夏の身長を追い越したぞ

 まあ、服とか視界である程度はわかっていたけど、数字で出るとさらにうれしい

 採寸が終わるとみんなが居る松の間へ、去り際にお手伝いさん達が

 「古いのが一気に使えなくなりましたね」

 「リサイクルショップに回しますか、和真様の使用済みだと高値で売れそうな」

 「洗濯してから回すに決まってますよ」

 「ああ、せっかくの使用済みが」

 とか言う会話をしながら作業をして向うに移動していった



 あのお手伝いさん大丈夫かな?

 まあ、個人的な趣味ならいいけど、学校での人気?を考えると

 おかしい、背中に急に冷たい物が走ったような



 「さてと、そろそろ地下に向かいたいが

  和真殿、疲れは?」

 「特には」

 「そうか」

 「和真が道場まで送りなさいよ

  こっちに連れてきたせいで車が予備のしかないんだからね」

 「あ、そういえば」

 「転移するなら少し待ちな

  手伝いを完全に締め出してからじゃな」

 「各自靴はちゃんと持っておきなさい」

 そんなやり取りと移動をしつつ松の間に集まり、お手伝いさんに暫く近づかないように指示を出す

 空いたスペースに集めて、お手伝いさん達にそれぞれ指示を出す

 「転移先は道場だよ

  人払いもできてる」

 「分かった」

 お手伝いさん達が部屋から完全に出て、廊下から消えてからおばあちゃんが伝える

 その言葉にうなずいて、力を籠める


 軽い浮遊感とともに周りの景色が変わり、道場の中央辺りに転移終了

 「ふう」

 「しかし便利ね

  って、撫でさせなさいよ」

 そういいながらお姉が頭を狙ってくるがさすがに身長差と、周りが何もないからとりあえずしばらく避けてると、おばあちゃんが言葉をかけてくる

 「体調に影響ないなら、そろそろ移動するよ」

 「あ、はい」「はぁい」

 「靴持って地下へ」

 神楽が指示するので、靴を持ったまま真那に抱き着かれつつ地下へぞろぞろと移動


 地下通路奥の行き止まりにエレベーターが1つ

 その前まで来て朧が僕に地下の鍵を渡す

 「その鍵に力を込めれば光る

  光った後にドアに近づけば扉は開く」

 「力が足りなかったら光らない、試すよろし」

 朧の言葉の後に神楽が何か言ってたが少し無視して、鍵に力を込めてみる

 しばらく集中していると鍵がぼんやり薄明り程度に光りだす

 「その程度じゃあ開かない、もっと込める」

 そう神楽に言われて、さらに集中して力を加えていくと

 明るさが急に変わり、鍵が直視できないぐらいの光を放ち

 その光に反応したのか、近づかなくてもエレベーターの扉が開き始める

 「規格外」

 そんな神楽のつぶやきはそれほどもれずにドアの開閉音がごごごと地下の通路に鳴り響く

 開いた扉の向こうを見てみると割と広い空間になってて下の床が薄く発光している

 「そこまで光れば、降りるまでは大丈夫だ」

 という朧の声に少し肩の力が抜ける

 「そっちの中央に和真殿は移動」

 そういいつつ朧と神楽はエレベーターの中に入っていく、それにつられておばあちゃん達も移動始める

 「下に降りろと意識すれば降りられる

  周りも危ない、出来るだけ真ん中に集まれ」


 大体みんなが真ん中に立った途端に入ってきた扉は締まり移動が始まる?

 下に降りてる感覚がなく、視覚だけだと扉が急に視界から消えた後変化が無い

 動いてる体感も無く、ただ暗く時間だけが過ぎてる

 流石に我慢が限界の27秒程経つと

 扉の反対方向が急にひらけてかなり広く明るい空間があるのがわかった


 天井が光っているのか全体に明るいというか、外の昼間と同じ明るさがある

 パッと見えたのは地下とは思えないほどの広大な空間

 エレベーターを中心に小さな集落のようなものがあり

 そこには人間の形や大きさに近い何かが動いていた 

 集落の周りをジャングルというか密林があり、湖や川のようなものも確認でき

 密林の中や空を動き回る強大な生物達

 いわゆる恐竜と呼ばれていた生物や、トロル、オーガと呼ばれていただろ生物、ドラゴンやキメラと呼ばれそうな生物などが降りていく際にかすかに見れた


 底までは、急に視界がひらけた際ははっきり見えないほど高かったのが、2秒後には地面が見えてきて

 すごい勢いでさらに1秒後には地面にたどり着いていた

 その割に地面寸前で止まっても体への負荷は無く

 光ってた床はそのまま、地面に吸い込まれるように消えていった

 改めてみるとエレベーターホールのところは台座のようになっていて、そこから向う側話完全に地面のようだ


 降りてきた光が見えたのか1人?がエレベーターホールに近づいてきた

 大体身長1m50㎝位でかなりスリムに見えるぴっちりのスーツを着用してるが、右半分はたしかに人間に見えるが、左半分は明らかに硬質なクリスタルのように見える

 此方に近づくと適当な距離で深々とお辞儀して

 「ようこそ、地獄へ

  九龍家の皆さん」


 地獄ですか、そうですか。はぁ

活動にも書きましたが2週間ほど確定申告の方をメインにします。2週間で1話ぐらいかけるといいかなになると思われます

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