7話 『ゆうる=みーじぇる』
今回はユウ視点です。。。
そろそろ違う人目線でいこうとおもっていたので・・・
「フェノリネル=ユレイシア様・・・」
魔王様が・・・フェノリネル様が名をお教えくださいました。
嬉しいです・・・。ぼくを親しい者として受け入れてくださったことが・・・。
そんな歓喜に震えているとフェノリネル様の辛そうな声が聞こえてきた。
「あ・・・熱い・・・よぉ・・・」
「!? どうなさいまし・・・ぐっ・・・!」
異変を感じ、すぐに駆け寄ろうとする、が・・・
「近づけない? ・・・っ これは魔力!?」
まさか真名を知ったことで奥に眠っていた魔力が暴走した!?しかもぼくやメリーが近づけないほどの魔力とは・・・
パリパリ
電気のような痛みが全身を打つ。
「フェノ・・・魔王様!これは魔力です。落ち着いて抑えてください。」
「・・・これが魔力・・・。・・ん~~・・・」
魔力が暴走すると本人にも辛いもの。なのにフェノリネル様は眉を顰めつつも凜とした凛々しい顔で冷静に対処している。
その光景がどうしても美しく見えてしまう。
見惚れているのはぼくだけじゃなく、メリーも同じようだ。
少しして、魔力を肌で感じないほどに凝縮されていき、フェノリネル様へと吸収されていく。
「・・・うん。感じは掴めた。」
フェノリネル様の声が辺りに木霊す。
「だ・・・大丈夫ですか?フェ・・・魔王様?」
ぼくより一足先に現実に戻ったメリーはフェノリネル様に聞く。
「うん!全然平気ー。あ、後名前で呼んでくれていいんだよ?なんか 魔王様 って呼ばれるのなれてなくてさ・・・。フェノリネル は長いから『フェノ』がいいかな~。」
さっきまでの重い空気が台無しのような、明るく、無邪気な声でフェノリネル様が言う。
無邪気な声と無邪気な笑顔とは裏腹に、微かに向けられる殺気。無駄に時間は取りたくないのだろう。
なら、わざわざ時間を取れせることはしないのがぼくたちのやるべきことだ。
「「わかりました。ぼく/わたし の主、フェノ様」」
その言葉は誓いの言葉。
すべてをささげ、尽くすという示唆。
それが魔王様に仕えるために生まれ、そしてその魔王様に惚れたぼくの精一杯の誠意。
現れるかも分からない魔王様の御付に選ばれたとき なんでぼくが・・・ なんて思っていたことが、優秀な家系だからと過度に期待され何度も死にそうになったことが、今のぼくの忠誠の前では霞んで見える。
「ふふ・・・ありがとう」
フェノ様が綺麗な漆黒の目を細め、笑う。今までに見せたことのないような笑顔・・・ぼくはこの無垢な笑顔のために・・・ぼく・・・『ユウル=ミージェル』はすべてをささげる・・・
「あなたの為に・・・」
というわけでユウのフェノに対する思いを主にしました・・・。
とにかく 忠誠を誓った ということを
分かっていただけると十分デス




