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魔王はここに  作者: 藍猫
4章 ゆがみ
54/61

 13話 はじまりです。

投稿が大分遅くなりました!

すいませんでした。。。









 「んじゃ行きますけど、準備、いいですか~?」



 今、私の前に居るのはユウやメリー、(久しぶりの)オルスやルスオなどを先頭にした魔族の軍隊だ。


 誰もが緊張した面持ちで武器を片手に立っている中、私の緩い声が響き、その張りつめた空気を台無しにした。


 「ちょ、フェ・・・魔王様!? もっとこう・・・威厳のある――」


 「はいはい威厳が無くてごめんね~ユウ。 だってこんな痛い空気・・・詰らないにもほどがあるっ!!」


 「そこを威張らなくても!?」


 そんな会話に兵士達の空気も軽くなっていく。


 「ハハハ流石魔王様だ!」

 「相変わらずですね・・・。」

 「ですがそういうところが魔王様です!」


 あまりあった事がないとは言え、フェノへの信頼は絶対だと見える。


 誰もが笑いだし、私はそれに便乗して言った。


 「ほんと流石可愛い魔王だよね~?」

 「ほんとですね!」

 「やはり我らの魔王様は究極の――ごほごほ。」

 「・・・てか今可愛い魔王って自分で言わなかったかあの人。」

 「・・・おーいフェノちゃん~?」

 「今は魔王ですよプンプン(笑)」

 「「「「アハハハハハハ!」」」」


 広間が和やかな空気に包まれる。


 誰もがこれからどんな戦いがあるのかを分かっていながら――


 ≪・・・フェノ様。 そろそろだぞ。≫


 こっそりと耳打ちする様に言うのはランフォン。私はその報告に眉をひそめて了解する。


 「皆さん。」


 その声は直ぐに笑い声に掻き消されるほどに小さかったが、誰も聞き逃す事はなかった。


 静かになった広間で私は小さく、口角を吊り上げて囁く。




 「宴の始まりだよ――」




 「「「「「「おおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」」」」」」


 その言葉が合図の様に兵士達が雄叫びをあげ、城の外へと向かって走っていく。


 それと同時に『歪み』の大群が城に到着したのを察知した。



 「・・・『定め』か――」



 その呟きを聞いたのは誰もいない。














 

始まりって言っても戦いシーンはほとんどありません・・・

多分!


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