3話 びしょうねんです。
正直いってまだ名前考えてないんです・・・
まさしく「どうしよう・・・?」ですね・・・
「うそつきっ!」
ザアアアァァァァ
私の咆哮と共に弧を描きながら草が枯れる。
ただ、枯れたのは地面に敷き詰められた草だけで、大きな植物や木は私の咆哮に合わせて揺れるだけだった。足元の草が枯れたことに気付いた男は、力なくへたれこむ。
「ば・・・化物・・・ひ・・・ひぃぃぃぃぃぃ!!」
恐怖に彩られた声野太い声が当たりにこだます。
そんな男に私は無意識に手をかざす。そして力を込めて言葉を発する。
「・・・死んで?」
瞬間、私の感情と共鳴していた周りの木々が伸び、男を襲う。
「ぎ・・・が・・・あぁぁぁぁあああ!!」
ブシュ
その音と共に男の声が途絶える。
木々が戻っていく。そこには血一滴もなく、代わりに枯れたはずの草が広がっていた。男を養分にしたのだろう。草はどす黒い光を放っている。
「・・・なに?今の・・・」
私は今起こったことに呆然とする。あの男を殺したのは、多分私。木を操ったのもきっと私なんだろう。でもどうしてこんな力が・・・?
・・・もしかして私、転生したのは異世界?
・・・ならさっきあの男が言っていた魔族っていうのが私・・・?
「う~んややこしい・・・ん?」
何かが近付いていることに気付き、考えることを中断する。
ぐんぐんとすごい速さで気配が近付いてくる。
・・・これは3人?いや、2人か・・・?・・・・・来る!
ザザザザァァァァァァ
ザンッッ!!
森の木々から出てきて影は私の目の前に姿を現す。ビュオオオ と風が吹き抜ける。
出てきたのは2人。執事服の少年とメイド服のお姉さん。2人とも漆黒の髪と瞳で神秘的な顔立ちをしており、その綺麗な瞳で私を見ている。
うわ・・・美形だぁ・・・
座り込んだまま呆けていると、綺麗、というより可愛いらしい微笑みを浮かべた執事服の少年(10~12歳?)が手を差し出す。
「お手をどうぞ?」
・・・やばい・・・すっっごくきれい・・・。
きらきらした空間にて、
きれいな少年に目を奪われてしまいました・・・
・・・どうしよう・・・?
主要人物はどうしても美形にしてしまう・・・
願望とかじゃないですよ?
・・・多分・・・




