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魔王はここに  作者: 藍猫
3章 かくれざと
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 15話 セイランです。

名前決定~です。。







 「ここは『フォロト』とかでどうでしょう?」


 「えー!? このこはもっとかわいいなまえがいーいー!」


 「・・・『ヒュルネ』とかどうだ?」


 「・・・なんか弱そうな名前ですねそれ・・・」


 ≪我と似た名でいいんじゃないか?≫


 「あなたの名前は付け難いから難しいんんですが・・・」


 「『シューナ』ちゃん!!」


 「・・・一応青竜ですから、もっと威厳のある名の方が・・・」


 「キューキュイ!? ≪僕の名前何ー!?≫」


 わいわい と私をほっぽってユウ達が話し合っている。


 幻想的な光景を見てから急に青竜の名をどうするか という話になったのだ。


 終わりの見えない話し合いについには青竜本人まで参加する始末。(何言ってるか分かってもらえてないけど)


 「・・・青竜、こっちに。」


 青竜に呼びかけてこちらに来てもらう。


 ユウ達は面倒くさいから放置の方向で。


 「ねぇ青竜? 『歪み』は何時からあるの?」


 結構深刻な事を軽く聞く。これはユウに『歪み』の話を聞いたときから気になっていたことだ。


 「キュ! ・・・キュー・・・。 ≪え! えーと・・・。≫」


 声が途切れたと思った瞬間、頭に声が響いた。


 ≪よくわかんないけど、結構前からあるよ。≫


 上手く言葉に出来ないと思ったから直接頭に話しかけてくる方に変更した様だ。


 「前回は先代が何とかしたと聞いた。今の『歪み』はその後に発生したものなの?」


 ≪・・・うん。メオレルトによって完全に消えたと思っていた『歪み』が残っていて、その少ない欠片から増殖したんだと思うよ。普通、『歪み』は時間をかけて大きくなるんだけど、今回は何でか早すぎる・・・。そう早すぎるんだ・・・。≫


 何やら深刻そうに青竜が俯く。


 「・・・解決法はあるよね? 先代の『メオ』はどうやって直したの?」


 ≪え? 知らないよ?≫


 「は?」


 ≪気付いたら解決してたのー。≫


 「え、でも前回の時、あなたは居たんじゃないの?」


 ≪『歪み』はねー、僕達四神が怖いの~。だから『歪み』は大方増殖すると、最初に僕達を眠らせて邪魔の出来ないように弱らせるんだー。≫


 ・・・そうか。つまりは何も知らない、と。


 「・・・この役立たず。」


 ≪ふへ!? 酷いよー! 僕頑張ったよー(何か色々と)!? ぅわーん!≫


 「あ、そういえば名前決まったんだけど・・・何? 泣くほどいらないのかな?」


 ≪ええー! やったー♪ 名前♪ 名前♪≫


 あの一瞬のほんき泣きは一体なんだったのか と思われるほどの立ち直りの早さ・・・恐れ入る。流石四神青竜様デスネー(笑)


 いや・・・それともただの馬鹿か?


 まぁ 言ったからには名前は付けるけど。


 「えーと・・・『セイラン』とかはど・・・「キュイーーー!! ≪ありがとーー!!≫」・・・喜んでくれて嬉シイヨ・・・。」


 適当に考えた名前だけど満足な様だ。即答で礼を言うほどに喜ばれると少し罪悪感が・・・あ、もうないわ。ついさっきまではあったんだけど。


 ≪ふむ・・・『セイラン』か・・・。フェノ様の付ける名前はどこか似ておるな。≫


 名前を聞きつけたランフォンが静かに呟く。


 私ってそういう名前付けやすくて好きなんだよね~ と軽く返しておきながら青竜・・・セイランを抱えたままランフォンに飛び乗る。


 ≪・・・?フェノ様?≫


 「ん? ああ、帰るんだよ? 仕事は果たしたし・・・てか果たし過ぎたみたいだしね。レオナが調査以外は何もするなって強調してたのは、『歪み』のせいで危ないからだろうし・・・『とある魔獣』って言ったときに出てたもやもやは魔獣ではなく聖獣だからってことでしょう。この森の問題は何とかしたからもうここに居る理由はないし早く帰ろーよ。」


 ≪う、うむ。了解した。≫


 「・・・でさ、何時まで名前決めてるんだろうねユウ達は?」


 ≪・・・知らぬ。≫


 そう言う私とランフォンは静かに未だ騒ぎ続けるユウ達に目を向けるのであった・・・。


 「・・・キュイ。 ≪・・・馬鹿だ。≫」


 癒しキャラなはずのセイランから毒が吐かれたが気にしないことにした。















 


 

セイランは腹黒っていうキャラになるようです(笑)



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