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魔王はここに  作者: 藍猫
3章 かくれざと
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 6話 ひがいもうそうです。







 「カイル・・・。」


 サーナリアが告白し、それを断ったことでサーナリアは複雑そうな顔をして走っていった。


 取り残されたカイルに私は話しかけた。不満を隠さずに。


 ずっと無表情だったカイルがゆっくりと振り向き―――


 「あぁ! フェノ(・・・)様! お会いしたかったですぅー!!」


 フニャフニャの笑みをして抱きつこうとしてくる。


 ユウが迎撃。


 「・・・この害虫が。」


 ・・・ユウ。害虫は流石に・・・まぁいいか。


 「・・・で、何で断ったの? ・・・サーナリアの告白。」


 「あぁ、先ほどの方ですか。 ・・・言ったでしょ?

俺は全てをフェノ様に捧げている、と。 勿論本当のことですよ?」


 ニコ とカイルが微笑む。


 ・・・う。やっぱり美形は綺麗だ・・・。性格がどうであろうと・・・。


 たじろぐ私を庇うようにユウが立つ。


 でもねユウ? 女装姿できりっ とかっこつけられても面白いだけだよ?





 * * *



 「・・・ルナちゃん。」


 「・・・は、い?」


 静かでどこか寂しそうな声に、想像はしていたけどビクリとする。

話しかけてきた相手・・・サーナリアは殺気のこもった視線を隠そうとはしていなかった。


 そう!怖いのは嫉妬に狂った女!


 とか心の中で思い、現実逃避している場合じゃない! やばいよ! なんか怖いよ!?


 「・・・別に怒ってなんかいない。うん。別にルナちゃんは悪くない。悪いのは・・・。」


 ひぃ!? なんかぶつぶつ言い出した!?


 「そう・・・悪いのは・・・。」


 ・・・私、死んだかな・・・?



 「悪いのはカイルさんよ!!」



 はぁカイルが・・・。 ・・・って、え!?


 「え!? 何でカイルが!?」


 予想外の言葉に、だんまりを決め込むことを決めていた私はつい反応してしまった。

口に出してから慌てて口を塞ぐがもう遅い。サーナリアの目がカッと見開く。


 「そうよ! カイルさんが悪いの! 私に思わせぶりな態度をとるから!」


 わあ・・・意味分んない~。 てかカイル何したんだよっ!


 「・・・いつも見つめているし、よく話しかけてくるし・・・。ルナちゃんの話で盛り上がったりもしたわ!他にもルナちゃんとよく行く店やルナちゃんと買ったもの、食べたものの話もしたわ!ルナちゃんの行く道を一緒に辿ったり、ルナちゃんの捨てたものを笑いあいながら拾ったりもしたわ!一緒に楽しく行なっていたの!きっと気があるんだと思っていたのに!私も、優しくしてくれたカイルさんに惹かれていたから、いい恋人同士になれると心の底から感じていたのに!」


 「・・・・・」


 ・・・ん~? なんか色々おかしくありませんでしたか~?

カイルがサーナリアに気がある様に聞こえるけど、全部私のストーカーの話ばかりでは?


 え・・・てか二人ともそんなことしてたの?確かに、よく二つの気配があるのは気付いていたけど・・・。


 あ、後カイルはただ私の情報のためにサーナリアに接触してたのね。


 なら悪いのは確かにカイルだね~。



 で、 カイルにはお・し・お・き が必要みたい♪







 あぁそういえば、サーナリアは次の日にはケロッとして、次の男の話でのろけてた。


 まったく・・・。これだから若い女は・・・。













サーナリアは男好きの被害妄想の激しい女ってことです(笑)


あ、ついでに若い女といっても、

サーナリアは見た目は15歳、中身は30歳くらいです。

バンパイアとしては若いんです。。。



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