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魔王はここに  作者: 藍猫
2章 まち
22/61

 8話 ともだちです。


今回はだいぶ今までとは違う書き方です。。。






 「・・・私たちはよわい。」


 「うん~・・・。このままだと~・・・。」


 「・・・まもれない・・・でも、」


 「なんとしてでも俺たちは・・・」



 「「「「まもりたい!」」」」



 * * *




 「・・・レーノちゃ~ん!ミニちゃ~ん!ルカちゃ~ん!レクトく~ん!!」


 シーン


 「・・・皆~どこ行ったの~・・・?」


 何時もの集まり場所の噴水広場。

其処に皆が居ると思って行ったが、皆どころか人一人も居なかった。


 ・・・何時もなら待っててくれるのに・・・。


 はっ。もしかして私が魔王だって隠してたから?

それとも本名を隠してたこと・・・?


 「・・・はぁ。 しょうがないか・・・。」


 嘘を吐いていたわけだはないが、騙していたのは本当のことだし・・・。


 「・・・よし。開き直ろう! というわけで・・・帰りますか!」


 くるり と回転し、来た道を引き返す。


 前世からの順応力は未だに健在のようだ。

私は悲しみながらも、次は何をして遊ぼうかと笑っていたのだから。


 「あ、めんどくさいな・・・。魔法で帰るか・・・《<瞬間移動(テレポート)>》!」


 しゅん。 素っ気無い音と共に私は城へとテレポートする。

結構な上級魔法だったりするが私は知らなかったりする魔法だ。





 「・・・はい?」


 城に帰った私はユウの話を聞いて絶句した。


 「ですから新人希望者ですよ。フェノ様。」


 「・・・何の?」


 「城で働くメイドと騎士のです。」


 「・・・誰が?」


 「レーノ、ミニ、ルカ、レクト の四人です。まだ子どもですが

なかなか育てがいがある子達なのですが・・・え~と・・・お知り合いですか?」



 「「「「よろしくおねがいします!フェノ様♪」」」」



 「・・・と・・・友達。」


 「・・・ああ。フェノ様が探しておられた・・・。」


 にこにこと笑う四人は、ここ一週間会えなかった、あの四人だった。



 実は私が魔王だと分かったとき、四人はただ驚くわけではなくショックを受けたらしい。

それは魔王だと隠していたことで受けたショックではなく、この力差では『守ることができない』

という、主従関係的なことで。


 四人は私の本当の名を知ると同時に声が聞こえたという。


 『魔王の力となれ』


 と。


 その謎の言葉は何故か心地良く、満たされるような安心できる声だったらしい。


 そしてその言葉は四人の生きる意味を示した言葉だという。


 まるで神の御告げのような・・・。



 「・・・それで、私の力となるため―――私を守るために一週間話し合って、

その結果、城で働こうと・・・?」


 「「「「はい♪ フェノ様♪」」」」


 「・・・あなた達はそれでいいの? あなた達は自分の生きたいように生きたらいいんだよ?

それに・・・そんな縛るようなこと・・・。」


 「ちがうよ。フェノ様。」


 レーノちゃんの声がいつも以上に凜と響く。


 「!?」


 「私たちは~フェノ様のもとではたらきたいの~。」


 「・・・ミニちゃん・・・。」


 「・・・もちろん、私たちのいしで・・・。」


 「・・・ルカちゃん・・・。」


 「そうだよ。俺たちはそのためにここにいる。」


 「・・・レクト君・・・。」


 「フェノ様は私たちのあるじでかぞくでともだち、そしてとってもたいせつな人♪」


 「・・・レーノちゃん・・・。」


 レーノが一歩前に出て跪く。残りの三人もそれと一緒に膝をつく。


 「私たちがいつまでも魔王様とともにいることをおゆるしください。」


 四人は微笑みを浮かべて私を見つめる。


 そこにあるのは純粋な忠誠心と、曲げられない強い意思だった。



 「・・・レーノちゃん、ミニちゃん、ルカちゃん、レクト君。

・・・いや、レーノ、ミニ、ルカ、レクトよ。

貴様らは生涯もって我に尽くし、我に全てを捧げ、我の為に力を使い、どこまででも付いて来れるか?」


 「「「「はい!」」」」


 「・・・では強くなれ。我を守り、嘗められないぐらいに、強くっ!」


 「「「「っ、はい!」」」」



 「・・・ここに、破れぬ契約を――――!」












と、いうわけで主従契約しました ということになります。。。


内容的に残酷な場面はないんですが・・・、

皆さんはどういうような場面が好きですか・・・?






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