8話 ともだちです。
今回はだいぶ今までとは違う書き方です。。。
「・・・私たちはよわい。」
「うん~・・・。このままだと~・・・。」
「・・・まもれない・・・でも、」
「なんとしてでも俺たちは・・・」
「「「「まもりたい!」」」」
* * *
「・・・レーノちゃ~ん!ミニちゃ~ん!ルカちゃ~ん!レクトく~ん!!」
シーン
「・・・皆~どこ行ったの~・・・?」
何時もの集まり場所の噴水広場。
其処に皆が居ると思って行ったが、皆どころか人一人も居なかった。
・・・何時もなら待っててくれるのに・・・。
はっ。もしかして私が魔王だって隠してたから?
それとも本名を隠してたこと・・・?
「・・・はぁ。 しょうがないか・・・。」
嘘を吐いていたわけだはないが、騙していたのは本当のことだし・・・。
「・・・よし。開き直ろう! というわけで・・・帰りますか!」
くるり と回転し、来た道を引き返す。
前世からの順応力は未だに健在のようだ。
私は悲しみながらも、次は何をして遊ぼうかと笑っていたのだから。
「あ、めんどくさいな・・・。魔法で帰るか・・・《<瞬間移動>》!」
しゅん。 素っ気無い音と共に私は城へとテレポートする。
結構な上級魔法だったりするが私は知らなかったりする魔法だ。
「・・・はい?」
城に帰った私はユウの話を聞いて絶句した。
「ですから新人希望者ですよ。フェノ様。」
「・・・何の?」
「城で働くメイドと騎士のです。」
「・・・誰が?」
「レーノ、ミニ、ルカ、レクト の四人です。まだ子どもですが
なかなか育てがいがある子達なのですが・・・え~と・・・お知り合いですか?」
「「「「よろしくおねがいします!フェノ様♪」」」」
「・・・と・・・友達。」
「・・・ああ。フェノ様が探しておられた・・・。」
にこにこと笑う四人は、ここ一週間会えなかった、あの四人だった。
実は私が魔王だと分かったとき、四人はただ驚くわけではなくショックを受けたらしい。
それは魔王だと隠していたことで受けたショックではなく、この力差では『守ることができない』
という、主従関係的なことで。
四人は私の本当の名を知ると同時に声が聞こえたという。
『魔王の力となれ』
と。
その謎の言葉は何故か心地良く、満たされるような安心できる声だったらしい。
そしてその言葉は四人の生きる意味を示した言葉だという。
まるで神の御告げのような・・・。
「・・・それで、私の力となるため―――私を守るために一週間話し合って、
その結果、城で働こうと・・・?」
「「「「はい♪ フェノ様♪」」」」
「・・・あなた達はそれでいいの? あなた達は自分の生きたいように生きたらいいんだよ?
それに・・・そんな縛るようなこと・・・。」
「ちがうよ。フェノ様。」
レーノちゃんの声がいつも以上に凜と響く。
「!?」
「私たちは~フェノ様のもとではたらきたいの~。」
「・・・ミニちゃん・・・。」
「・・・もちろん、私たちのいしで・・・。」
「・・・ルカちゃん・・・。」
「そうだよ。俺たちはそのためにここにいる。」
「・・・レクト君・・・。」
「フェノ様は私たちのあるじでかぞくでともだち、そしてとってもたいせつな人♪」
「・・・レーノちゃん・・・。」
レーノが一歩前に出て跪く。残りの三人もそれと一緒に膝をつく。
「私たちがいつまでも魔王様とともにいることをおゆるしください。」
四人は微笑みを浮かべて私を見つめる。
そこにあるのは純粋な忠誠心と、曲げられない強い意思だった。
「・・・レーノちゃん、ミニちゃん、ルカちゃん、レクト君。
・・・いや、レーノ、ミニ、ルカ、レクトよ。
貴様らは生涯もって我に尽くし、我に全てを捧げ、我の為に力を使い、どこまででも付いて来れるか?」
「「「「はい!」」」」
「・・・では強くなれ。我を守り、嘗められないぐらいに、強くっ!」
「「「「っ、はい!」」」」
「・・・ここに、破れぬ契約を――――!」
と、いうわけで主従契約しました ということになります。。。
内容的に残酷な場面はないんですが・・・、
皆さんはどういうような場面が好きですか・・・?




